こんにちは! 現役ママ薬剤師の安美です。
鼻づまりや咳で眠れないと、子どもはもちろん、大人でもつらいですよね。
発熱もなくていつも通り元気、
夜だけ症状が出る、
病院に行くほどでもなかったら、
家で様子をみようと思うこともありますよね。
でもできれば、家でできる方法で、
積極的に鼻づまりや咳をケアしたいところ。
今回は、咳や鼻づまりで眠れない時に役立つ貼り薬、カコナールかぜパップについて、お話します。
2歳以上の子どもにも使えるので、活用してくださいね!
カコナールかぜパップとはどんな薬?
カコナールかぜパップの効果
カコナールかぜパップは、厳密にいうと、いわゆる風邪薬ではありません。
簡単に言うと、ヴェポラッブの貼り薬バージョンって感じです。
*夜の子どもの咳に役立つヴェポラップ、胸以外に足裏に塗るのもOK!
カコナールかぜパップは、胸に貼って使います(喉でもOK)。
有効成分もヴェポラッブと似ているんですよー。
l-メントール(薄荷;ペパーミント)、dl-カンフル(樟脳の成分)、ユーカリ油やニクズク油など。
鼻どおりをよくする、血行をよくする、炎症を和らげるはたらきがあります。
カコナールかぜパップには、カミツレチンキも入っています。
カミツレはカモミールの和名。
炎症を和らげる、筋肉をゆるめて咳をやわらげるはたらきが期待できます。
カコナールかぜパップを胸に貼ると、
体温で温められて、有効成分が鼻や喉の粘膜に届いて、鼻づまりや咳をやわらげます。
カコナールかぜパップの使い方
カコナールかぜパップは、1日2-3回貼ることができます。
使う時間に特に決まりはありません。
日中でも、寝る前や寝ている間ずっと貼っていても大丈夫です。
市販薬や病院の風邪薬と一緒に使っても問題ありません。
妊娠中、授乳中でもカコナールかぜパップは使えます。
カコナールかぜパップは、2歳以上の子どもにも使うことができます。
カコナールかぜパップには、カコナールこどもかぜパップという子ども用もあります。
ただし、その違いはパップの大きさだけです。
サイズ以外は大人用と同じです。
というわけで、
カコナールかぜパップとこども用の違いはサイズだけ、切って使うのも問題なし!
コストパフォーマンス的には、カコナールかぜパップを買って切って使ったほうがよいです。
切って使うのが面倒な場合は、子ども用を使うといいですね。
カコナールかぜパップ(大人用、子どもにも切って使える)
↓
カコナールこどもかぜパップ(小さめサイズ)
↓
カコナールかぜパップを使用した感想
カコナールかぜパップは、貼るだけでOKで気軽に使えて、値段も手ごろ、
勤務先の薬局でも根強いファンがいます。
「鼻づまりや咳で寝苦しい時に、子どもに貼ると、呼吸が楽になるようです。
独特の匂いはありますが、嫌がりません。
子ども用でも少し大きいので、さらに切って使っています。
薬を飲むのは嫌がって大変だけれど、カコナールかぜパップは貼るだけで咳が落ち着くので助かっています。」
「鼻づまりがひどい時に貼ると、鼻とおりがよくなります。
ヴェポラッブはべたついたり、服につくのが気になりますが、
このカコナールかぜパップは、貼るだけなので手軽に使えるのがうれしいです。
風邪薬を飲んでも鼻づまりや咳がスッキリしない時にも一緒に使っています。」
確かに、薬を飲むのが苦手なお子さんには、貼るだけだと手軽でいいですよね。
飲む風邪薬と一緒に使えるのも魅力的だと思います!
ただし、カコナールかぜパップは湿布と同じ貼り薬なので、肌が敏感な方やかぶれやすい方は注意が必要です。
カコナールかぜパップでかぶれる方は、こちらの記事でご紹介している他の咳対策の方法をお試しくださいね。
夜の子どもの咳に役立つヴェポラップ、胸以外に足裏に塗るのもOK!
咳に効く食べ物は?市販薬より子どもの咳止めに効果アリのはちみつ!
市販薬で子どもの咳におすすめは?ママ薬剤師が選ぶ安全な風邪薬
さいごに:カコナールかぜパップ、子どもの寝苦しい咳や鼻づまりに貼るだけ!
というわけで、
咳や鼻づまりで眠れない時に役立つ貼り薬、カコナールかぜパップについてお話してきました。
カコナールかぜパップは2歳以上の子どもにも、授乳中や妊娠中にも安心して使うことができます。
風邪薬を飲んでいる時に一緒に使っても問題ありません。