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市販のカロナールで子どもの頭痛に使える薬は?薬剤師が教える選び方

子どもの薬

こんにちは!現役薬剤師の安美です。

今回は、カロナール(アセトアミノフェン)の市販薬のうち、とくに子供に対しての選び方について、薬剤師視点でお話します。

 

子どもが風邪で熱が出た、頭痛がする、
そんな時によく病院で処方される薬が、カロナールです。

カロナール(アセトアミノフェン)には、市販薬もあるって知っていますか?
ドラックストアや薬局で買うことができます。

病院が休みの日や夜の緊急の時に、カロナールの市販薬を子どものために買いたい!
そんな時に、この記事をお役だてくださいね。

 

薬剤師:安美
薬剤師:安美

コロナウィルス感染症の解熱鎮痛薬としても、カロナールは使えます。
万が一の時に知っていると安心だと思います。

子どもの頭痛や発熱に使う解熱鎮痛薬は、カロナール(アセトアミノフェン)


子どもの発熱や頭痛には、カロナール(成分名:アセトアミノフェン)がファーストチョイス
です。

*カロナール以外にも、コカール、アンヒバも、同じ成分アセトアミノフェンが含まれています。

「熱が出た!」といって病院に行ったら、ほぼ処方されますね。

 

というのは、
ロキソニンなどの解熱鎮痛薬はインフルエンザ脳症、アスピリンはライ症候群のリスクがあるからです。

 

ただ、安全性が高い反面、カロナールの解熱鎮痛効果はおだやかです

アセトアミノフェンは、錠剤だけではなく、子どもに飲みやすいドライシロップ(粉薬)や坐薬もあります。

 

子どもにおすすめのカロナール(アセトアミノフェン)の市販薬

子どもの場合のカロナール(アセトアミノフェン)の市販薬の選び方

カロナールは市販薬もたくさんあります。

選ぶ時のポイントは、まずカロナールの成分、アセトアミノフェンだけが入っているものにすること。

次に大切なのが、薬の用法用量を確認することです。

子どもの体格や何歳かで薬の量が変わってきます。

子どもが飲めるカロナールの量の目安は、
1歳(体重10キロ)で、カロナール100mg 0.5錠、
6歳(体重20キロ)で、カロナール200mg 1錠、
12歳(体重40キロ)で、カロナール200mg 2錠、
14歳(体重50キロ)で、カロナール200mg 2.5錠 です。

(あゆみ製薬株式会社、カロナール200mgの小児科領域における解熱・鎮痛の投与量の目安、2018年4月より)

ただし、これは医師が診断して処方する場合です。

 

例えば、カロナールの市販薬といえば、タイレノールが有名です。
薬局で買える市販薬タイレノールAと処方薬のカロナールは同じ成分?

 

タイレノール1錠=カロナール300mgと同じです。

12歳以上なれば、カロナール400mgがOKなので、1錠=300mgを飲んでも問題なさそうですよね。

ですが、
タイレノールの用法用量には、15歳以下は服用しないこと
と書かれてあります。


市販薬は、自分の判断と責任で購入して使う薬。
なので、
効果よりも安全性が優先されていて、副作用のリスクを抑えるために、用法用量の設定が厳しいです。

決められた用法用量を守らなかった場合、
万が一、副作用が出た時に救済措置「医薬品副作用被害救済制度」の対象にならないという問題もあります!

子どもにカロナールの市販薬を飲ませる場合には、必ず用法用量を確認しましょう。

 

しかも、年齢だけで判断するのは、リスクもあります!

うちの長男は、12歳ですが、体重は30kgの細め君。
カロナール400mgは多すぎるので、200mgが妥当ということになります。

 

それでは、子どもが飲めるカロナールの市販薬で、薬剤師の私がオススメするものをご紹介します。

薬剤師:安美
薬剤師:安美

解熱鎮痛剤として子どもは何歳からどのカロナールの市販薬をのめるのか知りたい方のために、年齢別にお話ししますね。

 

3歳以上の子どもに、小児用バファリンCⅡ

1錠中に、アセトアミノフェンが33mg含まれています。

【小児用バファリンCⅡの用法用量:1回に飲む量】
・11才以上~15才未満:6錠(アセトアミノフェン約200mg)
・7才以上~11才未満:4錠(約130mg)
・3才以上~7才未満:3錠(約100mg)

*3才未満 服用しないこと

つまり、3歳以上の子どもに使えるというわけです。

フルーツ味です。

 

3歳以上の子どもに、小児用バファリンチュアブル

 

 

【小児用バファリンチュアブルの用法用量:1回に飲む量】
・11才以上~15才未満:4錠(アセトアミノフェン 200mg)
・7才以上~11才未満:3錠(150mg)
・3才以上~7才未満:2錠(100mg)

*3才未満 服用しないこと

こちらも、3歳以上の子どもに使える薬です。

小児用バファリンCⅡと比べると、7~11才の成分量が多め(30mg多い)になります。

水なしでのめるチュアブルタイプです。
オレンジ味です。

 

薬剤師:安美
薬剤師:安美

7歳~11歳のお子さんには、小児用バファリンチュアブルだと150mgになり効果的だと思います。

 

7歳以上の子どもに、バファリンルナJ

 

 

同じバファリンでも、アセトアミノフェンの成分量が違います。

1錠中に、アセトアミノフェンが100mg含まれています。

【バファリンルナJの用法用量】

・15歳以上:3錠(アセトアミノフェン約300mg)
・11才以上~15才未満:2錠(200mg)
・7才以上~11才未満:1錠(100mg)

*7才未満 服用しないこと

水なしで飲めるチュアブル錠で、フルーツ味です。

 

 

子どもパブロン坐薬

小さなお子さんだと、錠剤は飲めないですよね。

病院では、カロナールの粉薬や坐薬が処方されます。

カロナールの市販の粉薬はありませんが、坐薬の市販薬はあります。

 

薬剤師:安美
薬剤師:安美

子どもパブロン座薬は1歳以上で使用可能ですが、自己判断で使う前に小児科の受診をおすすめします。

さいごに:市販のカロナールで子どもの頭痛に使える薬は?薬剤師が教える選び方

というわけで、
カロナール(アセトアミノフェン)の市販薬の中で、子どもにも使える薬の選び方について、お話してきました。

子どもの発熱や頭痛に使う薬としては、カロナール(アセトアミノフェン)が安全性が高いです。

市販薬としても種類が多いです。

カロナールの市販薬を子ども用に選ぶ時は、

・カロナールの成分アセトアミノフェンだけが配合された薬、
(他の成分は含まない)
・子どもの用法用量が明記されている、

この2点に気をつけてくださいね!