こんにちは! 現役ママ薬剤師の安美です。
日中は元気だったのに、
夜寝るときになると、子どもが咳が出て眠れない・・・
ママも心配になりますよね。
病院に行くほどではないけど、ぐっすり眠ってほしい!
まだ小さな子どもだと、市販薬は年齢制限で飲めない!
そういう時に安心して使えるのが、塗り薬のヴィックスヴェポラッブです。
最近見かけませんが、CMでよくやってましたよね^^
そこで今回は、夜の子どもの咳に効果的なヴェポラッブの成分や塗り方について、お話しします。
咳だけでなく、鼻づまりで眠れない時にも使えるのでおススメです!
子どもの夜の咳には、蜂蜜(はちみつ)もおススメです!
咳に効く食べ物は?市販薬より子どもの咳止めに効果アリのはちみつ!に詳しくお話ししているので参考にしてくださいね。
ヴィックスヴェポラッブってどんな薬?
ヴェポラッブの有効成分
ヴェポラッブって独特のにおいがしますよね(^-^;
あのにおい成分は、l-メントールといわれるもの。
いわゆる薄荷(ペパーミント)の成分です。
鼻通りをよくしたり、炎症を和らげる効果があります。
さらに、ヴェポラッブには、薄荷だけでなく他にもハーブ成分が含まれています。
ユーカリ油やテレビン油(松の木)、ニクズク油、杉葉油など。
dl-カンフルという刺激臭のある成分も入っていますが、これも樟脳の成分です。
血行を良くしたり、炎症を和らげるはたらきがあります。
こうして書いてみると、ヴェポラッブってハーブの塗り薬みたいなもんですね。
まあ、もちろんすべて合成された成分ですが(^-^;
ペパーミントもユーカリも杉や松などの針葉樹林系のアロマ(精油)も呼吸器系によいことで有名です。
咳にはもちろん、鼻づまりにも効果的です。
というわけで、
アロマテラピー的にも理にかなった成分設計だとおもいます^^
やるなー、ヴェポラッブ!!
ヴェポラッブを使用できる年齢と回数
ヴェポラッブを使うことができるのは、生後6カ月以上の人です。
ティースプーン1杯=3gとすると、
・6カ月ー2歳:3g/回
・3歳ー5歳:4g/回
・6歳ー11歳:5g/回
・12歳以上:6-10g/回
この量を目安に1日3回、使うことができます。
(目安なので、だいたいの量で問題なしです)
夜だけ使うというのでも、もちろんOKです!
赤ちゃんの咳や鼻づまりって、特に苦しそう・・・。
そんな時でも、ヴェポラッブは6カ月になっていれば、赤ちゃんでも使えるのがうれしいですよね。
しかも、赤ちゃんに薬を飲ませるのは大変!
塗るだけでOKなのは気軽に使えていいですよね。
できれば薬を飲ませたくない!
ママさんにも塗るだけなら安心ですよね。
もちろん、妊娠中や授乳中の方もヴェポラッブの使用は問題ありません。
ただし、ヴェポラッブは塗り薬なので、絶対に飲まないでくださいね!!
ヴェポラッブの貼るタイプのようなものもあります。
カコナールかぜパップは寝苦しい時の咳や鼻づまりに貼るだけで効果的!に詳しくお話しています^^
ヴェポラッブには2種類ある!
私が知っているヴェポラッブは、こういう瓶タイプのものでした。
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最近は、チューブタイプのヴェポラッブも販売されています。
チューブタイプの方が、衛生的で使いやすいかも!!
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次に、ヴェポラッブの使い方、塗り方についてお話ししていきます^^
ヴィックスヴェポラッブの塗り方、胸だけでなく足裏に塗ってもOK!
ヴェポラッブは、
・有効成分の香り成分が、鼻や口から吸入されて、鼻づまりや咳をやわらげる
・有効成分が血行をよくして体を温めて、鼻づまりや咳をやわらげる
こんな風にして、咳や鼻づまりをやわらげます。
なので、基本的には
ヴェポラッブは胸に塗った方が、香り成分が鼻から入って効果的だと考えられています。
ただ、ネットなどでは、
「ヴェポラッブを足の裏に塗って靴下をはくと、咳が止まる!」
という情報も多いようです。
(イギリスの民間療法?だとか)
この情報の出元や信ぴょう性は不明ですが・・・
アロマテラピー的に考えると、ヴェポラッブを足裏に塗るのは悪くない使い方です。
特に、子どもの場合は、ヴェポラッブを足の裏に塗るのもおススメの使い方です!
というのは、
・足裏は精油の吸収が良い部位、
・足の裏は角質層が厚いので、皮膚刺激が心配なときも安心して使うことができるからです。
ヴェポラッブは、6カ月の赤ちゃんでも使えるくらい安全性の高い塗り薬です
でも、肌が弱い方で刺激が気になるときは、胸でなくて足裏に塗ると安心ですね。
あと、子どもが寝ている時は、
胸に塗ると目を覚ましてしまう時も、足の裏なら塗りやすいと思います。
ヴェポラッブを塗る場所は、
基本的には、胸や背中ですが、子どもや肌が弱い方は、足裏に塗っても問題ありません。
さいごに:夜の子どもの咳に役立つヴェポラップ、胸以外に足裏に塗るのもOK!
というわけで、
夜の子どもの咳に効果的なヴェポラッブの成分や塗り方について、お話ししてきました。
ヴェポラッブは、6カ月以上の赤ちゃんなら使える塗り薬で、
咳だけでなく、鼻づまりで眠れない時にも使えるのでおススメです!
胸や背中に塗るのが基本的な使い方ですが、子どもや肌が敏感な方は、足裏に塗っても効果が期待できます^^