【薬剤師解説】子どものインフルエンザの発熱に危険な市販の解熱剤




こんにちは!
現役ママ薬剤師の安美です。

インフルエンザの流行時期。
さっきまで元気だった子どもが発熱してぐったりしていると、ママもつらいですよね。

「少しでも早く熱を下げて楽にさせてあげたい」と思うのが母ココロ。

でも、インフルエンザが流行している時期は、解熱剤を子どもに使うときは注意が必要です。

解熱剤には種類がありますが、子どものインフルエンザの発熱にはカロナールしか使えません。
それでは、詳しくお話していきますね。

 



子どものインフルエンザの発熱には使わない解熱剤

 

インフルエンザの発熱時に使う解熱剤の種類によっては、重病や後遺症がのこる場合もあります。

例えば、けいれんや意識障害などを発症する<インフルエンザ脳症>、
脳や肝機能に障害がおきる<ライ症候群>などがあります。

特に子どもの場合は注意が必要です。

 

【インフルエンザのときに注意する解熱剤成分】

◆アスピリン
医療用:バファリン( 330mg錠など)

市販薬:大人用バファリン、ケロリン 、歯痛リングルなど

 

◆サリチル酸系(サリチルアミド、エテンザミド)
医療用:PL顆粒(小児用PL)

市販薬:ノーシン、サリドンA、リンクルAP、新リングル、ナロン錠、ナロンエース、新セデス錠、サリドンエースなど

*エテンザミドはいろいろな風邪薬や頭痛薬に入っているので注意が必要です!

 

◆メフェナム酸
医療用:ポンタール
*シロップ剤もあります

市販薬:なし

 

◆ジクロフェナクナトリウム
医療用:ボルタレン

市販薬:飲み薬はなし、湿布薬はあり(フェイタスZ、ボルタレンEXなど)

個人的にはインフルエンザの時は湿布の使用も注意した方がよいと思います。
インフルエンザの関節痛や腰痛に湿布薬を貼っても大丈夫?

 

錠剤や粉薬といった飲み薬でも、坐薬でも、同じです。
注意してください。

 

これらの解熱剤は、ライ症候群やインフルエンザ脳症のリスクがあるので、
インフルエンザやみずぼうそうの子ども(15歳未満)への使用は、禁止されています。

大人も飲まない方がよいです。

 

ボルタレンと同じ種類の薬で、有名なものにロキソニンがあります。

大人の場合、ロキソニンとインフルエンザ脳症、ライ症候群との関連性は、いまのところ見られていないようです。

なので、病院で、イナビルなどのインフルエンザの薬と一緒にロキソニンがでることもあるようです。

個人的には、10代までは、ロキソニンの服用も避けた方がいいとおもいます。

 

インフルエンザが流行期は風邪も流行しています。

インフルエンザと診断されたときに、
こういった危険な解熱剤が処方されることはないと思います。

 

でも、インフルエンザと気づかずに、
ドラックストアなどの風邪薬を飲むこともあるかもしれません。

サリチル酸系の解熱剤などは、市販の風邪薬や頭痛薬に入っていることもあります。

必ず成分名をチェックするようにしましょう。

 

子どものインフルエンザの発熱に解熱剤を使うならカロナールしかない!

 

子どもに解熱剤を使いたい時は、アセトアミノフェン(カロナール、アンヒバ坐剤など)を使います。

大人もインフルエンザの場合は、アセトアミノフェンを選んだ方がよいと私はおもいます。

 

カロナールの市販薬は、タイレノール、小児用バファリンCⅡ、小児用バファリンチュアブル、バファリンルナJ、子どもパブロン坐薬、アルピニー坐薬などがあります。

 

 

さいごに:【薬剤師解説】子どものインフルエンザの発熱には危険な市販の解熱剤

ということで、
子どものインフルエンザの発熱には危険な市販の解熱剤と安心して使える市販の解熱薬について、現役薬剤師がお話してきました。

インフルエンザの流行時期に解熱剤を子どもに使うときは、注意してくださいね。