こんにちは!
現役ママ薬剤師の安美です。
今回は、花粉症の市販薬のアレルビについて、アレグラと値段や効果を比較しながら、ご紹介します。
勤務先の薬局では、花粉症の時期になると、アレグラやフェキソフェナジン(アレグラのジェネリック医薬品)の使用頻度がぐーんとあがります。
ドラックストアでも、市販薬のアレグラFXが目立つところにならんでいます。
市販薬でアレグラと同じ成分を探しているあなたに、ぜひオススメしたい薬があります。
それが、アレルビという市販薬です。
早速お話していきますね!
花粉症の市販薬アレルビは、アレグラと同じ効果が期待できる!
市販薬のアレルビの成分は、市販薬や医療用のアレグラと同じ!
アレグラ(成分名:フェキソフェナジン)は、処方薬としても、市販薬としても販売されています。
処方薬なら、アレグラ(先発薬)とフェキソフェナジン(後発薬、ジェネリック医薬品)が使われています。
どちらも同じ成分です。
ジェネリック医薬品については、後発薬の値段が安いのはなぜ?ジェネリック医薬品で賢く医療費を節約に詳しく書いてあるので、参考にしてください。
薬局やドラックストアでも、アレグラって売られていますよね?
正式名称は、アレグラFXです。
このアレグラFXを販売している久光製薬は、海外メーカーからアレグラのブランドネームを権利を買って引き継いでいます。
病院で処方されていたアレグラを飲んでいた人は、つい、薬局でも「アレグラ」を探してしまいませんか?
実は、アレグラ以外にも、市販薬の中には、同じ成分フェキソフェナジンを使っている薬があるんです!
その中で、現在、人気なのがアレルビという薬です。
ジェネリック医薬品で実績のある皇漢堂製薬が販売しています。
しかも、amazonで買うと、2022年3月の時点で70%オフとお得になっているようです!
市販薬のアレルビもアレグラも、同じ成分が同じ量が入っています。
(厳密にいうと、添加物が少し違いますが、有効成分は同じなので効果も同じと考えてください^^)
市販薬のアレルビのオレンジ箱と青色箱の違いは?
市販薬のアレルビには、色が異なるパッケージがあります。
オレンジ箱と青色の箱です。
■アレルビ オレンジ箱
皇漢堂製薬HPを確認したところ、「別デザインはこちら」としてオレンジ箱が紹介されています。
おそらく、アレルビのオレンジ箱と青色箱の違いはデザインだけ。
成分はおなじフェキソフェナジンと確認できました。
ただし、青色のアレルビは28錠と56錠がありますが、オレンジ箱のアレルビは56錠のパッケージしかないようです。
市販薬アレルビの方が、アレグラよりも値段が安い!
市販薬のアレルビと処方薬や市販薬のアレグラは、同じ成分で同じ効果。
じゃあ、薬の値段はどっちが安いの?
気になりますよね。
比較をしてみました!
市販薬のアレルビとアレグラFX、処方薬のアレグラの値段の違い
市販薬のアレグラを買う人は、花粉症や鼻炎などである程度の期間、薬を飲む必要がある方ですよね。
そうすると気になるのが、薬の値段です。
例えば、アレグラ(もしくはアレルビ)を1日2回、2錠を28日間飲むとします。
必要な薬の量は、56錠。
56錠の値段で比べてみました!
・アレグラの薬代
57.4円/錠×56=3214円
3割負担の場合の純粋な薬代は、964円になります。
*実際には、調剤基本料などがこれに加わります。
・市販薬のアレグラFXの薬代
56錠の値段:2036円/28錠入り(定価)×2=4072円
・市販薬のアレルビの薬代
56錠の値段:3078円/56錠入り(定価)
比べてみると、
保険が適応されて3割負担ですむので、処方薬のアレグラの方が安く感じますね。
ただ、仕事が忙しかったり、子ども連れでなかなか病院に行けない、
病院までの通院時間や病院での待ち時間が苦痛、
そういう方は、市販薬を利用した方が、トータルでみるとお得かもしれません。
市販薬のアレグラを買おうと思ったら、
目立つアレグラよりも、値段が安くて効果も同じのアレルビの方が薬剤師的にはオススメです!
実際でネットで検索してみるとわかりますが、
市販薬のアレグラFXも、アレルビも定価より安い値段で売られています。
私がググた時は、半額以下で買えるネットショップもありました。
半額以下で買えると、病院で処方してもらうより値段が安くなるかもしれませんね^^
市販薬のアレルビをオススメしない人
花粉症の薬は、かなり個人差があります。
効く効かないの効果の点、眠気などの副作用、どちらもです。
(アレグラは比較的眠くなりにくい薬ではあります。)
なので、
初めてアレグラを飲む、初めて花粉症の薬を飲むという時は、医師の診断を受けた方がよいと思います。
一度、アレグラを飲んで効いたし、副作用もなかった!
今度は市販薬で購入しようという人には、自信をもってアレルビをオススメします。
さいごに
というわけで、
花粉症の市販薬のアレルビについて、アレグラと値段や効果を比較しながらお話してきました。
市販薬のアレルビは、処方薬のアレグラや市販薬のアレグラFXと同じ成分で、同じ量が入っています。
花粉症や鼻炎の時に同じ効果が期待できます。
さらに、薬の値段は、ネットなどで比較すると、アレルビの方が安くなることもあります。
アレルビは薬剤師的にオススメの市販の花粉症薬です^^
■こちらの記事に、いろいろな花粉症対策をまとめているので、お役立てください!
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