花粉症の市販の点鼻薬はステロイド成分だけが最善!選び方を薬剤師直伝




こんにちは! 現役ママ薬剤師の安美です。

花粉症のつらい症状のひとつが、鼻づまり。
呼吸ができずに本当につらいですよね・・・。

すぐに鼻づまりを治したい!
その時に役立つのが、鼻にダイレクトに効く点鼻薬です。

薬局やドラックストアに行くと、いろいろな種類の点鼻薬が売られています。

あまりにもたくさんなので、選び方がわからない!という方も多いかと思います。

そこで今回は、花粉症の市販の点鼻薬の安全に効果的に使うために大切な選び方と薬剤師おススメの点鼻薬について、お話しします。

 



花粉症の点鼻薬はステロイド成分のみがベスト!市販薬の選び方

点鼻薬は成分別に、抗アレルギー薬・ステロイド薬・血管収縮剤、この3種類に分けられます。

 

花粉症やアレルギー性鼻炎の鼻づまりに対して、私の勤務先の薬局でよく使われる点鼻薬は、ステロイド薬のものです。

ステロイドは鼻の粘膜のアレルギーによって起きる炎症を和らげます。

ステロイド点鼻薬は、鼻アレルギー診療ガイドライン(診断基準)にて、鼻づまりに対する第一選択薬として位置づけられています。

まだ症状が軽い時期から使うことで、ピーク時の症状悪化を抑えることができるとされています。

 

医療用(病院の薬)の点鼻薬では、アラミスト点鼻薬(液体)、ナゾネックス点鼻薬(液体)、エリザス点鼻(粉末)などがあります。

医療用の点鼻薬は市販薬にはないものも多く、アラミスト、ナゾネックス、エリザスは市販の点鼻薬にはありません。

ですが、薬局で買えるステロイド点鼻の市販薬もあります!

 

「急に鼻づまりがひどくなった」

「花粉症がつらいけど、忙しくてなかなか受診できない」

そんな時に市販の点鼻薬で花粉症のつらい鼻づまりをしのげたらうれしいですよね。

 

早速、市販のステロイド成分の点鼻薬の中で、薬剤師の私がおススメするものをご紹介します!

 

花粉症の鼻づまりに効く市販の点鼻薬の選び方

 

市販の点鼻薬を花粉症の鼻づまりに使うなら、ステロイド成分が入ったものがおススメです。

ステロイドというと、副作用が心配という方もいるかもしれませんね。

点鼻薬の場合、鼻限定で使い、局所にだけはたらきます。
飲み薬のステロイド剤のような体全体へのステロイドの副作用はほとんどないです。

安心してくださいね。

 

ただ、市販薬には、ステロイド成分+αで別の成分も入っている点鼻薬が多いんです。

特に注意しないといけないのが、血管収縮剤が含まれている点鼻薬です。


点鼻薬で使われる血管収縮剤の成分には、
ナファゾリン、トラマゾリン、コールタイジン、テトラヒドロゾリンなどがあります。

血管収縮剤が使われている市販の点鼻薬はいっぱいあります。
抗アレルギー薬やステロイド成分などと一緒に配合されているものも多いですね。

花粉症に点鼻薬の市販薬(血管収縮剤)を使う時に注意すべき副作用でお話しているように、血管収縮点鼻薬は、使い方を間違うと、かえって鼻づまりが悪化したり、副作用を起こすことがあります。

なので、
花粉症の鼻水や鼻づまりに市販の点鼻薬を使うなら、薬剤師的には、ステロイド成分のみが入った点鼻薬をオススメします!

薬局やドラックストアで買える市販のステロイド成分の点鼻薬は、フルナーゼ点鼻薬、ロートアルガードクリアノーズ、ナザールαAR、コンタック鼻炎スプレーなどがあります。

 

花粉症の市販の点鼻薬1:フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>

花粉症の市販の点鼻薬として、私が一番におすすめするのが、フルナーゼ点鼻薬です。

フルナーゼ点鼻薬は、医療用の点鼻薬(病院の薬)のフルナーゼ点鼻薬 50μg 56噴霧用(フルチカゾンプロピオン酸エステル)の市販薬です。
医療用の点鼻薬と同じ成分で同じ量が入っています。

いわゆるスイッチOTC医薬品(病院の薬→市販薬)です。

花粉症の鼻づまり、鼻水に効果的です。

医療用のフルナーゼ点鼻薬は、子供にも使えるステロイドの点鼻薬として有名で使用経験が豊富です。
(現在は1日1回のアラミスト点鼻液も小児適応となりました。)

薬剤師 安美
フルナーゼ点鼻薬は要指導医薬品です。
処方箋はいりませんが、薬剤師のいるお店でしか購入することができません。

注意してくださいね!

 

■フルナーゼ点鼻薬の特徴

・フルナーゼ点鼻薬の有効成分のステロイド(フルチカゾンプロピオン酸エステル)は、ステロイドの炎症に対する効果はそのままで、体に吸収された後に代謝文化されるので、全身への影響が少ないアンテドラッグステロイドです。

・眠くなる成分は入っていないので、仕事や車の運転にも差し支えません。

 

■フルナーゼ点鼻薬の使い方

15歳以上、1日2回朝夕、左右の鼻腔内にそれぞれ1噴霧ずつ

他の点鼻薬は18歳ですが、フルナーゼだけ15歳以上OKです。

薬剤師 安美
市販のフルナーゼ点鼻薬は大人用となっています。

※1日最大4回(8噴霧)まで使用してもかまいませんが、使用間隔は3時間以上おいてください。
症状がよくなったら、使用回数を減らしてもかまいません。

※1年間に3ヵ月を超えて使用しないでください。

最初に新しいものを使用する時だけ、よく振ったあとにしっかり7回押して、液が完全に霧状になるのを確認してください。
(2回目からはこの操作は不要です。)

 

花粉症の市販の点鼻薬2:ナザールαAR、コンタック鼻炎スプレー


ナザールαAR点鼻薬やコンタック鼻炎スプレーは、医療用の点鼻薬(病院の薬)のリノコート点鼻薬(旧:アルデシンAQネーザル50μg)ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)の市販薬です。
医療用の点鼻薬と同じ成分で同じ量が入っています。

いわゆるスイッチOTC医薬品(病院の薬→市販薬)で、花粉症の鼻づまり、鼻水に効果的です。

以前はよく使われていましたが、花粉症やアレルギー性鼻炎には、1日1回の点鼻で済むアラミストやナゾネックスの方が現在は使われています。

 

ネットで購入できるのは、ナザールαARのみのようです。
薬局やドラックストアでは、フルナーゼ点鼻薬や他のご紹介した点鼻薬も売っていたので、店頭で探してみてください!

 

薬剤師 安美
どちらともに要指導医薬品です。
処方箋はいりませんが、薬剤師のいるお店でしか購入することができません。
注意してくださいね!

 

■ナザールαAR点鼻薬、コンタック鼻炎スプレーの特徴

・ナザールαAR点鼻薬の有効成分のステロイド(ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)は、ステロイドの炎症に対する効果はそのままで、体に吸収された後に代謝文化されるので、全身への影響が少ないアンテドラッグステロイドです。

・眠くなる成分は入っていないので、仕事や車の運転にも差し支えません。

・コンタック鼻炎スプレーは、液だれしにくいマイクロミストです。

 

■ナザールαAR点鼻薬、コンタック鼻炎スプレーの使い方

・18歳以上、1日2回朝夕、左右の鼻腔内にそれぞれ1噴霧ずつ

薬剤師 安美
市販のナザールαAR点鼻薬は大人用となっています。

※1日最大4回(8噴霧)まで使用してもかまいませんが、使用間隔は3時間以上おいてください。
症状がよくなったら、使用回数を減らしてもかまいません。

※1年間に3ヵ月を超えて使用しないでください。

最初に新しいものを使用する時だけ、数回おして液が完全に霧状になるのを確認してください。
(2回目からはこの操作は不要です。)

 

花粉症の市販の点鼻薬3:アルガードクリアノーズ 季節性アレルギー専用

ロート製薬の「アルガード」ブランドにも、ステロイド成分のみが入った点鼻薬があります。

それが、ロートアルガードクリアノーズ季節性アレルギー専用です。

 

ロートアルガードクリアノーズ季節アレルギー専用は、医療用の点鼻薬(病院の薬)のシナクリン(フル二ソリド)の市販薬です。
医療用の点鼻薬と同じ成分で同じ量が入っています。

これも、いわゆるスイッチOTC医薬品(病院の薬→市販薬)で、花粉症の鼻水や鼻づまりに有効です。

ただ、このシナクリンは医療用では販売中止となっており、私も一度も薬局では見たことがありません。
(副作用うんぬんではなく、メーカー都合だと思われます)

 

薬剤師 安美
ロートアルガードクリアノーズは要指導医薬品です。
処方箋はいりませんが、薬剤師のいるお店でしか購入することができません。
注意してくださいね!

 

■アルガードクリアノーズの使い方

・18歳以上、1日2回朝夕、左右の鼻腔内にそれぞれ1噴霧ずつ

※1年間に1ヵ月を超えて使用しないでください。

 

薬剤師 安美
フルナーゼ点鼻薬は子どもから大人まで使用実績が多く、安全性と効果が高いので、個人的には一番にオススメ。

フルナーゼ点鼻薬が効かない方は、他の点鼻薬を試してみたらどうかと思います。

 

さいごに:花粉症の市販の点鼻薬はステロイド成分だけが最善!薬剤師直伝の選び方

というわけで、
花粉症の市販の点鼻薬の安全に効果的に使うために大切な選び方と薬剤師おススメの点鼻薬について、お話ししてきました。

安全性と効果を考えると、市販の点鼻薬を使う場合は、ステロイド成分だけが入ったものがオススメです。

 

■こちらの記事に、いろいろな花粉症対策をまとめているので、お役立てください!
花粉症の目や鼻のツライ症状を乗り切るための市販薬【薬剤師お薦め】