こんにちは!
現役ママ薬剤師の安美です。
顔に湿疹ができて、市販の塗り薬を使いたい、
だけど、どれを選べばいいかわからない、ステロイドの副作用が心配、
そんなこと、ありませんか?
あと、楽天などネットで購入できると便利ですよね。
この記事では、ステロイド塗り薬で、顔に使用できる強さランクの市販薬について、解説します。
ステロイド塗り薬の吸収は、塗る体の場所によって違う
ステロイド軟膏の吸収のされやすさは、塗る体の場所によって違います。
(ステロイドに限らず、アロマとかでも同じで、吸収されやすい場所とされにくい場所があります。)
【吸収されやすい場所】
=ステロイドの強さに注意して使うべきところ
首、顔、脇の下、外陰部
皮膚がうすく、血流がよいので、ステロイドが吸収されやすい場所です。
基本的には、普通(medium)以下の強さランクのステロイド塗り薬を使います。
さらに、小さな子どもは、皮膚がうすくて、肌の表面の機能もまだ未熟。
大人よりもステロイドが吸収されやすいです。
なので、
幼児にステロイド塗り薬を使うときは、より慎重になります。
大人よりもステロイドの強さのランクを1つ下げて慎重に使うことが多いです。
ステロイドの強さランクに注意して使う顔に、
子どもや赤ちゃんでも使えるステロイド塗り薬を紹介しますね。
顔に使えるステロイド塗り薬とは?市販薬にもある?
赤ちゃんの顔に使われる強さのステロイド塗り薬
顔は、ロコイド軟膏など普通(Medium)以下のステロイド塗り薬が使われます。
医療用(病院で処方される)ステロイド塗り薬では、
アルメタ軟膏、キンダベート軟膏、ロコイド軟膏(全て普通:Mediumランク)があります。
ワセリンなどと混合して使われることもあります。
子どもが赤ちゃんだった頃、頬の赤みにロコイド軟膏が処方されました。
アルメタ軟膏、キンダベート軟膏、ロコイド軟膏は、比較的弱めの成分。
顔に塗っても問題ありません。
赤ちゃんにも使われることもあります。
ただし、長期間使用しないこと、お医者さんの指導に従うことが大切です。
リンデロンVG軟膏の顔の使用については、こちらを参考にしてください。
リンデロンVG軟膏は顔の使用可能?市販薬を使う時には注意が必要!
顔に使えるステロイド、ロコイド軟膏と同じ市販薬のロコイダン軟膏とセロナ軟膏は楽天で購入できる
顔に使うことができる強さランクのステロイドのひとつ、ロコイド軟膏には、市販薬もあります。
ロコダイン軟膏やセロナ軟膏という名前で販売されています。
どちらを選んでも中身は同じです^^
ロコイド軟膏の成分と同じヒドロコルチゾン酪酸エステルが含まれています。
ただし、市販薬の成分濃度は、ロコイド軟膏の50%濃度と少なめです。
ロコイド軟膏は楽天では購入できませんが、同じ成分の市販薬は、楽天でも購入できます。
・ロコダイン軟膏
・セロナ軟膏
ロコイダン軟膏もセロナ軟膏も、セルフメディケーション税制の対象になります。医療費控除のセルフメディケーション税制で確定申告できるかも!
ロコイド軟膏やその市販薬のように、強さランク的に安全性が高いステロイド塗り薬でも、
だらだらと長期間使うと、副作用のリスクが高くなってしまいます。
特に、ステロイド塗り薬を顔に使う場合は、気をつけてくださいね!
ステロイド軟膏の塗り方については、【薬剤師解説】ステロイド軟膏の効果的な塗り方3つのポイントで詳しくお話しています。参考にしてくださいね!
さいごに:薬剤師解説・ステロイド軟膏で顔に使える市販薬は?ネットで買える?
というわけで、
ステロイド塗り薬で、顔に使用可能の強さランクの市販薬について、解説してきました。
顔に塗る場合は、普通(Medium)以下の強さランクのステロイド塗り薬が使われます。
医療用のロコイド軟膏がよく使われています。
市販薬としても、ロコダイン軟膏やセロナ軟膏として販売されています。
楽天などのネット通販でも買うことができます。
ただし、ステロイド軟膏を顔に使う場合は、短期間の使用にしましょう。
もし、改善しない、悪化する場合は、必ず皮膚科を受診するようにしてくださいね。