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更年期の動悸と不整脈の違いは?期外収縮との関係や受診の目安を薬剤師が解説

更年期
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「最近、急に胸がドキドキする動悸が増えた」

「時々、脈が飛ぶ感じがするけれど、もしかして不整脈?」

更年期になると、このような不安を感じる女性も少なくありません。

女性ホルモンの変化による自律神経の乱れで動悸を感じることもありますが、不整脈など心臓の病気が原因の場合もあります。

更年期の動悸が起こる原因や受診の目安については、「更年期の動悸はなぜ起こる?原因・対処法・受診の目安を薬剤師が解説」で詳しく解説しています。

この記事では、更年期の動悸と不整脈の違い、期外収縮との関係、受診の目安について薬剤師がわかりやすく解説します。

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更年期の動悸と不整脈は同じではない

まず知っておきたいのは、

動悸は「心臓の鼓動を強く感じる症状」
不整脈は「心臓の拍動リズムが乱れる状態」

ということです。

つまり、

✔️不整脈があって動悸を感じる人
✔️不整脈があっても動悸を感じない人
✔️不整脈はないのに動悸を感じる人

のいずれもありえます。

更年期では、自律神経の乱れによって、実際には不整脈がなくても動悸を感じることがあります。

 

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脈が飛ぶように感じるのは不整脈?

「脈が一瞬止まったような感じがすることがある」

「急に脈がドクンと強く打つ感じがある」

このような症状は、期外収縮(きがいしゅうしゅく)という不整脈のことがあります。

期外収縮は、規則正しい心臓の拍動のリズムから外れ、本来より少し早いタイミングで余分な拍動(脈)が起こり、健康な人にもみられる比較的よくある不整脈です。

疲労や睡眠不足、ストレス、カフェインやアルコールの摂りすぎなどが原因とされています。

更年期では、自律神経のバランスが乱れやすいため、期外収縮を自覚しやすくなる方もいます。

ただし、狭心症や心筋梗塞などの心臓の病気が背景にある場合もあるので、頻繁に続く場合や症状が強い場合は、心臓の病気が隠れていないか確認することが大切です。

 

更年期の動悸と不整脈はどう見分ける?

更年期の動悸か、不整脈かは、自分で完全に見分けることはできませんが、次のような違いが目安になります。

更年期による動悸 不整脈が疑われる動悸
ホットフラッシュや発汗を伴うことが多い 脈が飛ぶ・乱れる感じが続く
不安やストレスで悪化しやすい 運動中や安静時にも繰り返す
症状が出たり治まったりする 失神やめまいを伴うことがある
検査で異常が見つからないことも多い 心電図で確認されることがある

ただし、これだけで判断することはできないので、初めて症状が出た場合や症状が続く場合は、一度受診するようにしましょう。

 

心電図検査で異常なしなら安心していい?

「心電図では異常なしだったので大丈夫」という声も薬局で聞きます。

ですが、不整脈は症状が出ているときしか記録できないこともあります。

そのため、

✔️症状がたまにしか出ない
✔️心電図をとったときにはおさまっていた

という場合には、通常の心電図では異常が見つからないことがあります。

必要に応じて24時間心電図(ホルター心電図)などの検査が行われることもあります。

 

更年期の動悸や脈の乱れの受診の目安

次のような場合は、更年期だけと思い込まず、一度、受診することが大切です。

✅動悸が長時間続く
✅脈が飛ぶ感じが頻繁にある
✅胸の痛みを伴う
✅息苦しさがある
✅めまいや失神を伴う
✅家族に心臓病の方がいる

更年期の動悸は改善できる?

心臓の病気がないことが確認できれば、更年期症状として治療やセルフケアも選択肢となります。

症状によっては、

✔️ホルモン補充療法
✔️漢方薬
✔️抗不安薬

などが用いられることもあります。

また、睡眠不足やストレス、カフェインの摂り過ぎなどを見直しも大切です。

更年期の動悸や不整脈でよくある質問

勤務先の薬局でよくある質問をまとめました。

更年期になると不整脈は増えますか?

更年期の女性ホルモンの変化による自律神経の乱れにより、動悸や脈の乱れを自覚しやすくなる方は増える印象があります。

ただし、不整脈そのものが増えているとは限りません。

症状が続く場合は検査を受けると安心です。

期外収縮は放置しても大丈夫ですか?

期外収縮は健康な方にもみられることがありますが、症状が頻繁にある場合や胸痛・失神などを伴う場合は、循環器内科を受診してください。

更年期の動悸だと思うけど心電図を受けた方がいいですか?

初めて動悸が起きた場合や、これまでと違う症状がある場合は、一度心電図などの検査を受けることをおすすめします。

まとめ

更年期の動悸と不整脈は同じものではありません。

動悸は症状であり、不整脈は心臓のリズムの異常です。

更年期では自律神経の乱れによって動悸を感じることがありますが、不整脈や心臓の病気が隠れていることもあります。

自己判断せず、一度は医療機関で原因を確認することが安心につながります。

この記事を書いた人

製薬企業研究所勤務を経て、現在は調剤薬局で勤務する現役薬剤師。
昭和生まれの二児の母。
薬の飲み合わせやサプリメントの相談、更年期世代の不調に向き合っている。
自身の更年期の体験から心と体をラクに整えるための情報を発信中。

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