「オムロンMC-1600W-HPは電池交換できる?」
と疑問に思う方もいるかと思いますが…
MC-1600W-HPは電池を交換できない電子体温計です。
電池寿命を迎えた場合は、新しい体温計に買い替える必要があります。
ただ、体温計の本体が壊れていないように見えると、
「電池さえ替えられれば、まだ使えるのでは」と迷いますよね。
私も、使えるものをできるだけ長く使いたいと思う方です。
こんにちは。薬剤師の安美です。
我が家で使っていたテルモの電子体温計C202が電池切れしそうになり、電池交換できないタイプだったので新しい電子体温計を購入しました。
その時に、テルモやオムロンの電子体温計について電池交換できるタイプかどうか調べてみました。
この記事では、テルモやオムロンの電池交換可能な電子体温計の種類や電池切れの見分け方、買い替えるときの確認ポイントをお話しします。
体温計には電池交換できないタイプもある!
体温計にはいくつか種類があります。
わきや口で測る電子体温計、おでこで測る非接触式体温計、耳で測る耳式体温計がよく使われています。

体温計の種類については、体温計は口とわき、耳、おでこのどこで測る?温度差や測り方を解説!を参考にしてくださいね。
我が家で使っていた体温計はかなり古いです(^-^;

テルモ電子体温計C202(予測式)です。
そして、電池交換することができません。
その理由として、電池の誤飲事故を防ぐため電池交換ができない構造になっているそうです。
(電池が消耗すると、温度表示の℃のマークが薄くなる)
また、1日3回の検温で5年以上使える長寿命設計になっているとのこと。
つまり、電池が切れたら電池交換ではなく、新しい体温計を買わないといけないというわけです。

他にも、電池交換できない電子体温計はあります。
詳しくお話ししますね!
テルモの電池交換不可の電子体温計
テルモ電子体温計:C202、C203、C205、C207、C863については、電池交換できないタイプと確認できました。
MC-1600W-HPの電池は交換できる?
オムロンの取扱説明書には、電池を交換できない構造で、電池寿命の際は新しい体温計を購入するよう案内されています。
電池がなくなったときは、交換用の電池を購入する前に、本体に書かれた型式を確認してください。
「MC1600W-HP」や「MC1600W」のようにハイフンや末尾を省略した名前だけで判断せず、本体の「MC-1600W-HP」という表記まで確認しましょう。
オムロン電子体温計では、 MC-1600W-HPのほかに、MC-1600W-HPS、MC-677W-HPは、電池交換できないタイプと確認できました。

Youtubeなどの動画で電池交換不可の体温計を解体?して交換するのを紹介しているそうですが、体温計は精密機器です。おすすめできません。
電池交換が出来ないということは、使い捨てともいえるわけですが、
こちらのタイプのオムロンMC-1600W-HP体温計は、病院で採用されているタイプという信頼感で評判がよいようです。
LR41が内蔵されていても交換できない
MC-1600W-HPにはアルカリボタン電池LR41が2個内蔵されていますが、交換用として取り出すことは想定されていません。
「使われている電池が分かること」と「自分で交換できること」は別です。
LR41は市販されていますが、この機種のために買い足す必要はありません。
商品説明の電池の種類だけでなく、「電池交換可能」「電池交換不可」という仕様まで確認してくださいね。
電池を買う前に確認すること
- 本体の型式がMC-1600W-HPか確認する
- 内蔵電池がLR41でも、交換できるとは判断しない
- 電池寿命を迎えていたら、新しい体温計を検討する
分解して使い続けてもよい?
自分で分解して電池を入れ替えることは、おすすめしません。
添付文書でも、故障した場合は勝手に修理・分解せず、相談窓口へ連絡すること、改造しないことが示されています。
体温計は、体温を測るための医療機器です。
分解後に数字が表示されても、それだけで正しく測定できると判断することはできません。
無理に開けるより、取扱説明書に沿って買い替えや相談を検討してください。
出典:PMDA「オムロン 電子体温計 MC-1600W-HP 添付文書」
MC-1600W-HPが動かないときは?
動かないと感じたときは、電池寿命の表示と、検温中のエラーを分けて確認します。
表示の異常がすべて電池切れを意味するわけではありません。
電池寿命表示の点滅・点灯を確認する
電池寿命表示マークは、点滅ならまもなく電池残量がなくなる状態、点灯なら電池残量がない状態です。
取扱説明書では、このマークが出たら新しい体温計を購入するよう案内されています。
| 表示の状態 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 電池寿命表示マークが点滅 | まもなく電池残量がなくなる | 必要なときに困らないよう、買い替えを準備する |
| 電池寿命表示マークが点灯 | 電池残量がない | 新しい体温計に買い替える |
※↔スワイプして表を見る
マークの形が分かりにくい場合は、取扱説明書の「電池寿命について」に載っている図と見比べてください。別の機種の電池交換マークと混同しないことが大切です。
表示が出ない場合と「Err」は対処が違う
収納ケースから取り出しても何も表示されない場合は、電池の消耗を確認します。
一方、「Err」は予測検温中のエラーで、電池切れと同じ意味ではありません。
MC-1600W-HPの取扱説明書では、検温中に体温計や体を動かしていないか確認し、そのままはさみ続けて実測検温するか、30秒以上あけて測り直すよう案内されています。
表示や動作がおかしい状態を繰り返す場合は、無理に使い続けず、取扱説明書の「故障かな?と思ったら…」と「エラー表示について」を確認してください。
原因が分からない場合は、メーカーの相談窓口に問い合わせましょう。
出典:オムロン「MC-1600W-HP 取扱説明書」電池寿命・エラー表示
使い終わったら収納ケースに戻す
MC-1600W-HPは、収納ケースに入れると自動的に電源が切れます。
ケースに入れずに保管すると、電源が入ったままになり、電池寿命が短くなります。
検温後は水気や汚れを拭き取り、収納ケースに戻してください。
机の上に出したままにせず、体温計とケースを一緒に保管する習慣にすると、戻し忘れを防ぎやすくなります。
テルモとオムロンで電池交換できる電子体温計は?
テルモの電池交換可能な電子体温計
テルモのHPによると、テルモの電池交換ができる体温計と電池の種類は以下の通りです。
| 体温計の型式 | 電池の種類 |
| テルモ電子体温計C230、C231、C232 | アルカリマンガン電池(LR41) 2個 |
| テルモ電子体温計P265、ET- P265WT | アルカリマンガン電池(LR41) 1個 |
| テルモ電子体温計P330 | リチウムボタン電池(CR2032) 1個 |
私が実際に購入したのは、テルモC231です。
わきで測る電子体温計で、平均約20秒の予測検温に対応しています。
検温終了時にはバックライトが点灯し、暗い場所でも結果を確認できます。
本体と収納ケースを水洗いできる防水タイプなのも特徴です。
ただし、電池交換できる機種がすべて防水というわけではありません。
C232やP330は本体を水洗いできないため、電池の種類とあわせて、お手入れ方法も確認してくださいね。
オムロンの電池交換可能な電子体温計
私が調べたところ、オムロンの電池交換できる電子体温計は複数の種類がありました。
例えば、MC-6800B、MC-681などです。
また、オムロンで電池交換できる電子体温計を探している方には、2026年9月に発売されたMC-H500も選択肢になります。
MC-H500は、わきで測る電子体温計で、約10秒の予測検温に対応。
検温終了をブザー音とランプの点滅で知らせてくれます。
リチウム電池CR1220を1個使用。
電池交換の際は、小型ドライバーで電池カバーのねじを外します。
MC-1600W-HPと違い、電池を交換して使えるタイプですね。
ただし、本体全体を水洗いできる機種ではありません。
水洗いできるのは感温部の先端から約5cmまでなので、お手入れ方法も確認して選んでくださいね。
出典:[オムロン発表資料]、[MC-H500公式取扱説明書]
買い替えるときに確認したいポイント
買い替える際は、電池を交換できるかに加え、指定電池、測定部位、表示の見やすさを確認しましょう。
交換の可否・指定電池・必要な道具を確認する
購入前に、その型式の取扱説明書で電池交換の項目を確認すると安心です。
電池の型番と個数だけでなく、カバーの開け方や必要な道具も見ておきます。
例えば、電池を交換できる体温計には、次のような機種があります。
以下の電池は、それぞれの機種で使用するものです。
MC-1600W-HPの交換用ではありません。
| メーカー・機種 | 指定電池 | 交換可否 |
|---|---|---|
| オムロン MC-6800B | CR1220・1個 | 交換可能 |
| オムロン MC-681 | CR2016・1個 | 交換可能 |
| テルモ C231(ET-C231P) | LR41・2個 | 交換可能 |
| テルモ C232(ET-C232P/ET-C232P01) | LR41・2個 | 交換可能 |
| テルモ P330(ET-P330MZ) | CR2032・1個 | 交換可能 |
※↔スワイプして表を見る
出典:オムロン「体温計の電池種類と交換方法」、テルモ C231、テルモ C232、テルモ P330
一方、テルモC205やC207は、メーカーが電池交換不可と案内している機種です。「テルモなら交換できる」「オムロンなら交換できる」という選び方はせず、型式ごとに確かめてくださいね。
交換できる機種でも、手順は説明書で確認
- 指定された種類と個数の電池を使う
- 電池カバーの開け方や、必要な道具を確認する
- 電池の向きを確かめ、内部の部品に触れないようにする
- 取り出したボタン電池は、子どもの手が届かない場所で管理する
MC-6800Bの取扱説明書には、小型ドライバーを使った電池カバーの開け方などが載っています。同じ手順を別機種にも使えるとは限らないため、手元の体温計の説明書を使ってください。
測定時間だけでなく表示と手入れも比べる
家族が日常的に使う体温計は、測りやすさと結果の確認しやすさも選ぶ基準になります。
短時間の予測検温に対応していても、表示が読みにくかったり、終了音を聞き取りにくかったりすると、使いづらさにつながります。
- わき用など、使いたい部位に対応しているか
- 数字の大きさや、暗い場所での見やすさが合っているか
- 検温終了を音や光で確認できるか
- 水洗いできるか、拭き取りだけなのか
- 体温の記録が必要なら、メモリーやアプリ連携があるか
例えば、テルモC231は水洗いできる機種ですが、C232やP330は本体を水洗いする機種ではありません。電池を交換できることと、防水であることも別々に確認しましょう。
予測検温は、温度の上がり方から体温を予測する測り方です。
短い時間で表示が出ることと、実測検温の時間は分けて、取扱説明書を確認してください。
▶︎ 関連記事:体温計は口とわき、耳、おでこのどこで測る?温度差や測り方を解説!
私が買い替えたのはテルモC231
オムロンMC-6800Bも候補にしていたのですが、
私が実際に買い替えた体温計は、電池交換できるテルモC231です。テルモC231は、LR41を2個使う電池交換可能な機種です。
シンプルな機能の電子体温計を選びました。
まとめ
オムロンMC-1600W-HPは電池交換できないため、電池寿命を迎えたら買い替える電子体温計です。 内蔵電池がLR41だからといって、交換できるわけではありません。
買い替え前に確認したいこと
- 本体の型式と、電池寿命表示マークを確認する
- 分解して電池を交換することは避ける
- 使用後は収納ケースに戻して電源を切る
- 次の機種は、電池交換の可否と指定電池を確認する
- 表示・終了音・手入れのしやすさも比べる
買い替え候補が決まったら、購入前にその機種の仕様と取扱説明書を確認してみてくださいね。

