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タイレノールA売り切れ!代用できる市販の解熱鎮痛薬を薬剤師が解説

市販薬
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こんにちは! 現役ママ薬剤師の安美です。

コロナワクチン接種後の副反応に備えて、市販薬のタイレノール(カロナールと同じ成分、アセトアミノフェン)が売り切れが起きているようです。

そこでこの記事では、タイレノールが売り切れだった時に使える市販薬、解熱鎮痛薬について解説していきます。

ワクチン接種後の副反応に備えたいという方のお役にたてばうれしいです。

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タイレノール売り切れの場合の対処法1:ラックル錠、バファリンルナJを選ぶ

薬局で買える市販薬タイレノールAと処方薬のカロナールは同じ成分?で詳しく解説しているように、タイレノールAはアセトアミノフェンだけからなる市販の解熱鎮痛薬です。

カロナールの市販薬(成分:アセトアミノフェン)はいくつか種類がありますが、
タイレノールAの代わりに使えるカロナールと同じ市販薬をご紹介します。

・ラックル錠


ラックル錠はタイレノールAと同じく1錠中のアセトアミノフェンの量が市販薬で一番多いです

タイレノールA 1錠=ラックル錠 1錠=カロナール300mgと同じです。

 

すっきりしたミント味で、噛み砕くか口の中で溶かした後に水で飲むようにしましょう。

1回1錠、1日3回まで。
15歳未満は服用できません。

・バファリンルナJ

バファリンルナJは1錠にアセトアミノフェンを100mg含みます。

15歳以上で、3錠飲めばタイレノールと同じになります。

【バファリンルナJの用法用量】

・15歳以上:3錠(アセトアミノフェン約300mg)
・11才以上~15才未満:2錠(200mg)
・7才以上~11才未満:1錠(100mg)
*7才未満 服用しないこと

水なしで飲めるチュアブル錠で、フルーツ味です。

 

薬剤師:安美
薬剤師:安美

タイレノールやラックル錠、バファリンルナJとカロナールは同じ成分アセトアミノフェンで、違いはありません。

 

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タイレノール売り切れの場合の対処法2:ロキソニンやイブプロフェンを使う

厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aでは、

アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン)などがあり、ワクチン接種後の発熱や痛みなどにご使用いただけます。

とあります。

 

ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬(※)で対応いただくことも考えられますが、特に下記のような場合は、主治医や薬剤師にご相談ください。

・他のお薬を内服している場合や、妊娠中、授乳中、ご高齢、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下など病気治療中の場合(飲める薬が限られていることがあります。)

・薬などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある場合

・激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合

・ワクチン接種後としては典型的でない症状がみられる場合(ワクチン接種後に起こりやすい症状や起こりにくい症状については、こちらをご覧ください。)

なお、ワクチンを受けた後、症状が出る前に、解熱鎮痛薬を予防的に繰り返し内服することについては、現在のところ推奨されていません。

(※)市販されている解熱鎮痛薬の種類には、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン)などがあり、ワクチン接種後の発熱や痛みなどにご使用いただけます。
アセトアミノフェンは、低年齢の方や妊娠中・授乳中の方でもご使用いただけますが、製品毎に対象年齢などが異なりますので、対象をご確認のうえ、ご使用ください。)

厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aより引用
「ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか。」

 

インフルエンザに罹った時や子どもの解熱剤には、安全性を考えてカロナール(アセトアミノフェン)が使われます。

ですが、カロナール以外の解熱鎮痛薬、一般的にNSAIDSと呼ばれるロキソニンやイブプロフェンでもよい。
つまり、タイレノールが売り切れの場合は、ロキソニンやイブプロフェンの市販薬を使う
という方法もあります。

 

 

薬剤師:安美
薬剤師:安美

ロキソニンとカロナールの飲み合わせ、効き方の違いについては、カロナールとロキソニン(ロキソプロフェン)の飲み合わせと違いは?に詳しく解説しています!

 

ロキソニン(ロキソプロフェン)の市販薬

・ロキソニンS

 

ロキソニンの市販薬のファーストチョイスは、ロキソニンSです。

 

病院を受診して処方してもらう=処方薬のロキソニンと市販薬のロキソニンSの成分は同じです。
(成分、ロキソプロフェンがどちらにも60mg含まれています。)

先発医薬品のロキソニンの場合、市販薬のロキソニンをつくっているメーカー(第一三共)と同じなので、添加物なども同じです。

 

市販薬のロキソニンは他にも種類があります。違いを知りたい方は、ロキソニンの市販薬の違いとは?病院での処方薬が欲しい場合の選び方を読んでみてくださいね。

 

イブプロフェンの市販薬

 

イブプロフェンといえば、<イブ>がつくイブシリーズが思い浮かびますが、
イブプロフェン以外に、カフェインなどの他成分が入っているので個人的にはあまりおすすめしません。

必要な成分だけのシンプルな方が副作用リスクも減るし体への負担も少なくなると私は考えます。

その観点から、イブプロフェンの市販薬で私がオススメするのは、リングルアイビー錠α200とノーシンアイ頭痛薬です。

 

・リングルアイビー錠α20

リングルアイビー錠α200は、成分はイブプロフェンのみです。

イブプロフェン成分1回量200mgは病院でもらう処方薬のブルフェン(イブプロフェン)と同じ量です。

リンクルアイビー錠α200の用法用量は、
成人(15歳以上):1錠/回、1日2回までとなっています。
(ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用できます)
*服用間隔は4時間以上あけること。

 

・ノーシンアイ頭痛薬


ノーシンアイ頭痛薬は、イブプロフェン+アセトアミノフェン
です。

ただし、イブプロフェンの量が150mg、アセトアミノフェンの量が65mgと少なめです。

ノーシンアイ頭痛薬の用法用量は、
成人(15歳以上):2錠/回、1日3回までとなっています。

 

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さいごに:タイレノールA売り切れ!代用できる市販の解熱鎮痛薬を薬剤師が解説

この記事では、タイレノールが売り切れだった時に使える市販薬、解熱鎮痛薬についてお話してきました。

現在、コロナワクチン接種後の副反応に備えてタイレノールAだけでなく、ラックル錠やバファリンルナJといったアセトアミノフェン市販薬も通販などで品薄になっているようです。

胃腸障害などがない場合は、ロキソニンS(ロキソプロフェン)やリングルアイビー錠α20(イブプロフェン)、ノーシンアイ頭痛薬(イブプロフェン+アセトアミノフェン)を使うこともできます。

この記事が少しでもお役にたてば幸いです。