こんにちは!
現役ママ薬剤師の安美です。
今回は、アレグラ(フェキソフェナジン)とお酒の飲み合わせについて、薬剤師の私の考えをお話したいと思います。
花粉症やアレルギー性鼻炎、蕁麻疹によく使われるアレグラ(成分名:フェキソフェナジン)。
お世話になっているママさんも多いと思います。
鼻水や痒みがひどい時は毎日飲むことになるので、
お酒が好きな方は、
「お酒を飲んだ後にアレグラを飲んでもいいのかな?」
疑問に思うこともあるかと思います。
詳しくお話していきますね!
アレグラ(フェキソフェナジン)とアルコールの飲み合わせは?
一般的には、お酒と薬の飲み合わせはよくないです。
薬の種類によっては、
飲酒して体にアルコールが残っている状態で薬を飲むと
薬の効きめが強くなりすぎたり、副作用がでやすくなることがあるからです。
医療用のアレグラの添付文書(薬の説明書)には、アルコールとの相互作用があるとは書かれていません。
なので、
アレグラとアルコールの飲み合わせ自体は問題ないということになります。
といっても、
薬剤師的には、アレグラとお酒の飲み合わせは問題ないですよ!とは自信をもって言えません。
アレグラは、一般的には眠たくなりにくい薬です。
ですが、アレグラのような抗ヒスタミン剤の眠気の副作用には、個人差があります。
薬で眠たくなりやすい方は、
アルコールによって眠気が強くなるリスクもあるので、注意が必要なんです。
かといって、
アレグラを飲んでいる間は禁酒しましょう!
と人生の楽しみを奪うようなことも言えません・・・。
できるだけ、アルコールの影響をうけにくい飲み方をオススメしたいと思います。
お酒、アルコールの影響をうけにくいアレグラの飲み方
お酒を飲んだ後、体からアルコールが出ていくまでの時間は、性別や体重で違ってきます。
体重が約60kgの大人の男性の場合、
ビール中びん1本もしくは、日本酒1合もしくは、焼酎0.6合を飲んだ時、
このアルコールが体から消えるまでに約3~4時間かかると考えられています。
(アルコール健康医学協会より)。
なので、
お酒を飲んだ後にアレグラを飲む場合は、目安として、3~4時間は空けて飲む、
こうすると、アルコールの影響はほとんどなくなります。
アレグラの飲み方は一般的に、1日2回朝、夕です。
朝からお酒を飲む方はほぼいないでしょうから、
お酒を飲むのは晩酌程度にして、
アレグラを夕食後ではなく、寝る前に飲むようにすると、ちょうど間隔も3、4時間あいてよいと思います。
飲み会などで飲みすぎた時は、アレグラの服用はお休みしましょう。
次の日の朝に飲んでくださいね。
さいごに
というわけで、
アレグラ(フェキソフェナジン)とお酒の飲み合わせについて、薬剤師の私の考えをお話してきました。
眠気の副作用が出にくいアレグラですが、
アルコールの影響を避けるために、お酒を飲んでから3、4時間あけて飲むようにするとよいと思います。
花粉症や痒みが続くとイライラしがち。
お酒まで我慢してストレスをためるのは、体にも心にもよくないかなっておもいます。
ただ、お酒を飲みすぎると、症状も悪化してしまうので気をつけてくださいね!
■こちらの記事に、いろいろな花粉症対策をまとめているので、お役立てください!
花粉症の目の痒みや鼻水、鼻づまりに役立つ市販薬【薬剤師おすすめ】