こんにちは。
現役ママ薬剤師の安美です。
新型コロナワクチンの副反応は1回目より2回目の方が強くでると言われています。
私がコロナワクチン1回目の接種をした後には、頭痛や倦怠感といった一般的なもののほかに「腰痛」と「足の痛み」というマイナーな副反応がありました。
私のコロナワクチン接種後1回目の副反応、腰痛と続く足や膝の痛み
とくに足の痛みや違和感はしばらく続いたので、2回目の接種がすごく不安でした。
しかも、2回目のコロナワクチンが生理と重なったので、痛みが増すのかなーと余計にドキドキ…。
同じように悩む方、不安な方の参考になればと思い、この記事では私の2回目のコロナワクチン接種の経験談をお話ししたいと思います。
コロナワクチン接種後の副反応は1回目より2回目が強い?
新型コロナウィルスに限らずワクチン接種後の起きて欲しくない(起きなくてもいい)体の反応=副反応といいます。
コロナワクチンでも、コロナウィルスに対する免疫がつくだけでいいのに、副反応が起きる人が一定数いることが報告されています。
具体的にいうと、注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛や関節痛、下痢などです。
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こちらに書いてあるように、1回目より2回目の方が副反応が出やすくなることが多いと言われています。
Q:副反応は1回目の接種後より2回目の接種後の方が強いと言われるのはどうしてですか。
A:1回目のワクチン接種でいくらか免疫がつくことで、2回目の接種の方が、免疫反応が起こりやすくなるため、発熱や倦怠感、関節痛などの症状が出やすくなります。
―途中省略ー
1回目の接種で新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に対する抗体等ができます。そして2回目の接種時には、既にこれらの抗体等が誘導されていることから、接種されたmRNAを基に体内で1回目と同じスパイクタンパク質が作られると、1回目より強い免疫応答が起こり、発熱や倦怠感などの副反応がより出やすくなります。
副反応は免疫応答によって強くでるので、若い世代、年齢の方が起きる確率が高いと考えられています。
年齢によって、ワクチン接種後の副反応の起きやすさに違いがあるということですね。
ただし、副反応には個人差があり、1回目より2回目が必ず強くなるとも限りません。
私の周囲(勤務先や患者さん)の話を聞くと、
「2回目だけ、発熱や頭痛、倦怠感が出た」という方が一番多いです。
私のように1回目に副反応が出た方はどちらかと少数派と感じました。1回目に副反応が出た方は2回目はやはり強めに出たという方が多かったです。
年配の方では、1回目も2回目もとくに体調変化なしという方も多かったですね。
副反応が出るのはしょうがないにしても、強く出ないでほしい…そんな私の2回目のワクチン接種後の経過をまとめてみました。
私の2回目のコロナワクチン接種後の副反応
私はかかりつけ医(勤務先の薬局の近くの内科医院)にて、ファイザー社のコロナワクチンを接種しました。
接種時の体温は36.7℃。
40代女性、ひどいアレルギーや持病、服薬中の薬はありません。
1回目のコロナワクチン接種後には、
軽い頭痛(翌日のみ)のほかに腰痛や関節痛、足の痛みがありました。
私のコロナワクチン接種後1回目の副反応、腰痛と続く足や膝の痛みにて詳しくお話ししています。
なんとか、2回目の接種前に足の痛みや違和感は改善したものの、生理と重なってしまいました。
もともと生理痛はひどくないのですが、不安もありつつ接種日を迎えました。
コロナワクチン接種日当日の副反応:接種部位と腕の痛み
利き手が右なので、逆の左手にコロナワクチンを接種。
前回と違う看護婦さんだったせいかわかりませんが、1回目より接種した時の痛みは強かったです(^-^;
そのまま、左腕の痛みが続いていった感じです。
着替える時に腕の痛みがつらかったです。
1回目より腕の痛みは確実に強く私には出ました。
接種部位や腕の痛みはあるのに、とくに赤くなったり腫れたりはしていないのが不思議でした。
ちなみに、接種日はちょうど生理2日目だったのですが、生理痛が出たり、出血(経血)がいつもより増えるということはありませんでした。
コロナワクチン接種翌日(1日後):腕の痛み、腰痛、倦怠感、微熱
接種当日から1回目より強かった腕の痛み。
寝ている間にどんどん腕が痛くなっていたようで、寝返りができない!!
というより、
「寝返りしようとすると腕が痛くて目が覚める」
このくりかえし…あまりよく眠れませんでした。
朝早く起きて部活に行く子どもを送り出さないといけなかったんですが、
翌日の朝はまだきつくなかったです。
体温も36.5℃、発熱なし。
腕の痛みだけひどく、動くたびに「あいたたた」とぼやいていました。
子供を見送ったあとひと眠り。
午前中もゆっくり家事をしながら過ごしていましたが、
お昼の12時くらいから腰の痛みやのどがチクチクする感じが出てきました。
(ちょうど接種して丸1日たったくらい)
体温を測ってみたら、37.3℃の微熱。
この時が体温のピークでしたが、その後夜にむけて、腰痛や倦怠感は悪化。
私の場合、微熱しかでていないのに、腰痛がどんどんひどくなり、倦怠感(これは寝不足も原因かも)増していきました。
ポカリで水分補給しながら湿布を貼ってぼんやり過ごし、時間が経つのをまつのみ…。
途中、少しお昼寝しましたが、あんまり長時間は眠れないんですよね。
不思議なものです。
でも、接種翌日の夜には、腰痛も倦怠感も治まってきました。
コロナワクチン接種翌々日(2日後):接種部位の赤みと腫れ
朝起きると、腰痛や倦怠感はほぼなし!
なんとなく、スッキリしています。
でも、なぜか夕方くらいから接種部位が赤くなり、わずかに腫れてきました。
痛みはとくに強くなったわけでなく、触ると痛いという感じです。
自撮り写真なのでわかりにくいですが、うっすらと腫れて赤くなっています。
それでも、接種日の時のように寝返りするたびに起きることはなく、あまり気にしないように過ごしていました(^-^;
1回目の接種後はこのあたりから足の違和感を感じたのですが、2回目はとくに感じませんでした。
2回目の方が1回目より強く副反応が出るとは限らないものですね…。
コロナワクチン接種3日後~:接種部位の痛み、痒み
昨日から生じた接種部位の赤みは1日でだいぶ治まってきました。
それと入れ替わるように、接種部位、正確に言うと、注射針を刺した場所よりすこし体の内側のあたりが、急に痒くなってきました。
1回目の接種では思いがけない足の痛みや違和感に驚きましたが、2回目は痒みが出るとは!
Q:ワクチンを接種して1週間くらい経ってから、腕にかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てきました。どうすれば良いですか。
A:発疹がかゆい場合は、冷やす、あるいは抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬(軟膏等)を塗ることで症状が軽くなります。ワクチンの副反応であれば、数日で改善します。
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン接種後、数日から1週間後くらい経ってから、接種した腕のかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てくることがあり、いわゆる「COVIDアーム」(または「モデルナアーム」)と呼ばれています(※1、※2)。ほとんどが武田/モデルナ社のワクチンで報告されています(※3)が、ファイザー社のワクチンでも稀に起こります。
不快ではありますが、健康に害はなく、数日で自然に治ると報告されています。1回目の接種後にこのような症状が出た場合でも、基本的には2回目の接種を受けてもよいとされています。原因は、T細胞という免疫細胞が反応することにより起こる炎症と考えられています。
発疹がかゆい場合は冷やす、あるいは抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬(軟膏等)を塗ると、症状が軽くなります。こうした成分は、市販の虫刺されの薬などにも含まれています。
もし、痛みがひどいときは、アセトアミノフェンやロキソプロフェン、イブプロフェン等の非ステロイド性抗炎症薬の内服で軽くなることもあります(※1)。症状が特にひどい、または数日経過しても軽快しない場合は、皮膚科医にご相談することをお勧めします。
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こちらでも解説されているように、痒みが出るのは想定内の副反応のようです。
私の場合は、接種後1週間ではなく3日後に急にかゆくなってきました。
発疹もなく、強烈な痒みというわけではありませんが、かゆみを感じてついつい手で服の上から擦ってしまいます。
すると、赤みが強くなるという…。
しばらく様子を見ていたんですが、悪化はしないものの改善もしないので、接種後5日目にビラノアという抗アレルギー薬を持っていたので飲みました。
それ以降はかゆみは治まりました。
ビラノアについては、眠気が少ないビラノアとアレグラの比較、ジェネリックや市販薬ある?の記事をお読みくださいね。
この痒みがおさまった時点(コロナワクチン接種後5日目)で、他に気になる副反応はありませんでした。
私のコロナワクチン接種後の副反応、1回目と2回目の比較
1回目も2回目もコロナワクチン接種後に副反応が出ましたが、症状などが違いました。
まとめています。
1回目のコロナワクチン接種後の副反応が強かった症状(2回目が軽い)
・頭痛(接種翌日のみ):2回目にはほぼ出なかった副反応
・足のつっぱり感、関節痛(膝裏や股関節の痛み):足のつっぱり感は2回目はほぼなし
2回目のコロナワクチン接種後の副反応が強かった症状
・微熱、倦怠感(接種翌日のみ):1回目はなかった
・接種した腕の痛み(筋肉痛、腫れ):2回目はつらかった!!
・接種部位あたりのかゆみ:後からかゆくなって驚いた
腰痛に関しては、1回目(接種後数日たってから)と2回目(接種翌日)で症状が出たタイミングは違いましたが、痛みは同じくらいでした。
どちらも、ロキソニンの服用や湿布を使ってすぐによくなりました。
発熱よりも腰痛がつらいという点で、私は関節痛に出やすいのかもしれません。
また、ちょうど接種日と生理と重なったのですが、とくに出血(経血)量が増えるとか生理痛が悪化することはありませんでした。
生理も長引かずに通常通りに終わりました。
私の場合は、生理(月経)中のコロナワクチン接種は特に問題ありませんでした。
なお、コロナワクチンと薬についてはこちらの記事にも詳しく解説しています。
・偏頭痛薬とコロナワクチン接種:偏頭痛持ちですがコロナワクチン接種前後に薬を飲んでも大丈夫?
・ピル服用中や生理中のコロナワクチン接種:質問「ピルを服用中、コロナワクチン接種日が生理と重なり不安です」
さいごに:私のコロナワクチン接種後2回目の副反応、腰痛・倦怠感・痛みと痒み
今回は、私が2回目のコロナワクチンを受けた後の副反応についてお話ししました。
1回目の接種後に下半身(膝、太もも、股関節、腰)に痛みや違和感、つっぱり感を感じ、ピークは5日後でしたが、その後も膝や太もも、股関節の違和感(激痛はない)はしばらく続き、不安でしたが、2回目の接種後はそのような長引く副反応はありませんでした。
痒みの副反応には少し驚きましたが、一般的な副反応で大事には至らず1週間以内には改善しました。
副反応はでるものの、必ずしも2回目で1回目と同じ副反応が強くでるとは限らないようです。
1回目のコロナワクチン接種後に副反応が出て2回目が不安な方、私と同じような副反応で悩んでいる方の参考になれば幸いです。