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おたふく風邪は予防接種したのになる?中学生で二回目のワクチン接種

予防接種
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こんにちは。
薬剤師の安美です。

先日、子ども(中学生男子)が二回目のおたふく風邪の予防接種をしました。

1歳の時に1回だけワクチン接種していますが、抗体ができていなかったのです…。

これからお子さんがおたふく風邪の予防接種をするという方の参考になればと思い、中学生の子どものおたふく風邪の予防接種をすることになった経緯や接種後の経過をまとめました。

 

薬剤師:安美
薬剤師:安美

コロナワクチンやインフルエンザワクチンと同じ時期だったので、その経緯についても書いています。

 

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おたふく風邪の予防接種は何回?世界的には2回がスタンダード!

 

おたふく風邪は、ムンプスウイルスによって起きる耳下腺の腫れや発熱などの症状(伝染
性疾患)です。
また、髄膜炎やムンプス難聴などの合併症が生じることもあります。

小学校入学前(6歳以下)での感染が多いといわれています。

 

おたふく風邪には特効薬がありませんが、予防接種はあります。

ですが、おたふく風邪のワクチンは定期接種ではなく、任意接種です。
(地域によっては補助がでるところもあるよう)

 

日本小児科学会では、任意接種としておたふく風邪ワクチンの2回接種を推奨しています。
(1回接種しても罹る人がある一定数いるため)
接種推奨時期は、麻しん風しん混合ワクチンの定期接種と同時期である1歳と小学校入学前1年間です。

NID(国立感染症研究所)によると、海外ではおたふく風邪の予防接種は2回がスタンダードです。

薬剤師:安美
薬剤師:安美

おたふく風邪ワクチンについて詳細は、NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会も参考してください。

 

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予防接種したのにかかる?耳下腺の腫れでおたふく風邪の疑い

中学男子に突然起きた原因不明の耳下腺の腫れ

 

「なんか耳の下あたりが腫れてる気がするんだけど…」と中学生の息子。

確かに、なんだかぷっくりしています。
でも、発熱もなし。
でも、どんどん腫れはひどくなっていきました。

しかも、口を開ける時が痛くて食べ物がうまく噛めないらしい。

食欲はあるけど食べられないというかわいそうな状態に…。

 

実は、彼は5、6年前にも片方の頬だけ腫れたことがあります。
その時は検査をしておたふく風邪ではなく、耳下腺炎と診断されました。

おたふくかぜの予防接種(ムンプスワクチン)は1歳の時に1回だけ接種済みです。

 

次の日、小児科を受診しましたところ、
おたふく風邪と確定診断はできないものの、「疑わしきは休む」というわけで、腫れている間は学校には行けませんでした。

 

薬剤師:安美
薬剤師:安美

これが、コロナワクチン2回目の接種から4日後の出来事。
「もしや副反応?」と疑いたくなりますよね?
もちろん、受診した時に聞いてみましたが、小児科の先生はそんな話は聞いたことないと…。
うーん、偶然なの??あやしい。
息子のコロナワクチン接種については、中学生男子のコロナワクチン接種後の副反応(1回目と2回目)体験記に詳しく書いています。

 

腫れは、耳の下→耳の裏→顎のあたりと移動しながら、3日ほどで治まりました。

はじめの1日は痛みと食べれないのと微熱でつらそうでしたが、その後は腫れはあってもいたって元気。

腫れが治まるのが早かったので、結果としてはおたふく風邪とは違ったようでした(^-^;

でも、登校証明書はきっちり書いてもらいました。
(おそらく欠席扱いにならないはず)

 

おたふく風邪の抗体検査の結果…1回だけの予防接種では抗体ゼロだった!

これを機におたふく風邪の抗体検査もしてもらうことにしました。
(おたふく風邪の抗体検査は採血が必要です)

おたふく風邪の疑いから4週間程度は間隔をあけないといけないと言われたので、しばらくして受診。

 

その結果…

見事に、ムンプス=おたふく風邪の抗体なしでした(>_<)

つまり、先日の耳下腺の腫れはおたふく風邪ではないし、さらにムンプスウィルスに対する免疫も持っていないということです。

 

やはり1回だけのワクチン接種では十分な免疫はつかないのでしょうか。

世界的には2回接種がスタンダードというのもわかる気がしました。

 

ムンプスワクチンの在庫があったので、その場で接種してもらいました。

中学生でしたが、おたふく風邪の予防接種の副反応は全くなにもありませんでした。

 

おたふく風邪は特効薬がなく、自然に治るのを待つしかありません。
さらに、耳下腺などの腫れだけでなく難聴や髄膜炎、睾丸炎などを引き起こす恐れもあります。

おたふく風邪のワクチンは中学生になっても接種することができます。

もし気づかないうちにおたふく風邪になっていたとしても、ワクチンをうっても問題ないとされています。

任意接種なので忘れていたという方がいらっしゃったら、接種の検討をおすすめします!!

 

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おたふく風邪と予防接種とインフルエンザワクチンの関係

中学生息子の耳下腺炎は、ちょうどインフルエンザワクチンの接種時期と重なりました。

実は、おたふく風邪(他にも、水ぼうそうや麻疹なども)になったら、しばらく予防注射することができません!!

こちらの練馬区のHPにわかりやすく書いてあります。
他の予防接種・病気にかかった時の接種間隔について

 

自分が接種するインフルエンザワクチンの問診表を見ていたら、
「1ヶ月以内に家族に麻疹、風疹、おたふく風邪、水痘にかかった人がいる」という項目に気づき焦りました(>_<)

息子の場合はおたふく風邪の疑いですが、まだおたふく風邪にかかっていない妹は、念のため、インフルエンザワクチンは2週間あけるようにとお医者さんに言われました。

おたふく風邪の潜伏期間は2、3週間と言われているので、3週間後に妹の予防接種をする予定です。

私も念のため、2週間あけてインフルエンザの予防接種をすることにしました。

 

中学生の息子はおたふくかぜの抗体検査を受ける時(=4週間は経過している状態)にインフルエンザの予防接種をしました。

 

家族がおたふく風邪や水ぼうそうに罹った場合、もしインフルエンザの予防接種のタイミングだったら注意してくださいね!

さいごに:おたふく風邪は予防接種したのになる?中学生で二回目のワクチン接種

というわけで、子ども(中学生男子)が、2回目のおたふく風邪の予防接種をすることになった経緯や接種後の経過をまとめました。

おたふく風邪には特効薬がありません。
おたふく風邪の予防接種は日本では定期接種にはなっていませんが、合併症を防ぐためにも接種を検討した方がよいと考えます。

この記事を書いた人

調剤薬局に勤めるママ薬剤師。
昭和生まれの二児の母。
薬局やドラックストアで売っている市販薬を中心に、知って得する薬の知識や気になる薬の飲み合わせなどのお役立ち情報をブログに書いています。

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