こんにちは!
現役ママ薬剤師の安美です。
今回は、市販の冷えピタや熱さまシートの大人用と子ども用、赤ちゃん用の違いについて、お話します。
熱を出した子どもがよくおでこに貼っている冷却シート。
冷えピタや熱さまシートとのことです。
最近は、熱中症の暑さ対策でも使われています。
ちょうど大人用の冷えピタしかないけれど、大人用を子どもに使っていいの?
そんな疑問にお答えしていきます^^
冷えピタや熱さまシートなどの冷却ジェルシートの原理と効果
冷却ジェルシート自体には、薬のような解熱効果はありません。
でも、発熱時のつらさを和らげることもあります。
冷却ジェルシートは、ジェルに含まれる水分が蒸発するときに、体の熱を奪うことで効果を発揮します。
さらに、ジェルに配合されたメントールのスッとする清涼感の相乗効果もあります。
冷却ジェルシートの効果は約8時間持続するといわれています。
また、冷蔵庫で冷やして使うと、冷却効果がパワーアップします。
(ただし、冷凍室には入れないこと!)
冷えピタの大人用と子ども用、ベビー用の違い
冷えピタシートの大人用と子ども用の違いは、シートの大きさとメントールの量です。
子ども用の冷えピタの方が、小さくて、メントールの量が少ないです。
熱さまシートの大人用と子ども用、ベビー用の違い
熱さまシートの大人用と子ども用の違いも、冷えピタと同じく、シートの大きさとメントールの量です。
子ども用の熱さまシートの方が、小さくて、メントールの量が少ないです。
赤ちゃん用の熱さまシートは、無着色、無香料です。
冷えピタや熱さまシートの大人用を子どもに使って大丈夫?
冷えピタや熱さまシートの大人用と子ども用の違いは、大きさとメントールの量です。
なので、
すーっとする感じを子どもが嫌がらなければ、大人用の冷えピタや熱さまシートをきって使っても問題ありません。
冷却ジェルシートは薬ではなく雑貨品です。
特に何歳からという用法用量の制限はありません。
熱さまシートには、このような注意書きがあります。
・大人用:小学校高学年程度(10歳頃から)
・子供用:2歳から
*生後6ヶ月~2歳のこどもには「熱さまシート赤ちゃん用」をおすすめします。
さいごに
というわけで、
市販の冷えピタや熱さまシートの大人用と子ども用、赤ちゃん用の違いについてお話してきました。
大人用と子ども用の違いは、スーッとするメントールの量と大きさです。
子どもが嫌がらなければ、大人用の冷えピタや熱さまシートを子どもに切って使っても問題ありません。
ただし、かぶれやシートの誤飲などには気をつけてください。