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抗生物質とアルコールの間隔は何時間後?薬とお酒の飲み合わせを薬剤師が解説

薬の飲み合わせ
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この記事では、抗生物質とアルコールの正しい間隔やどうしてもお酒の席を乗り切りたいときのおすすめの対処法について、薬剤師の視点からわかりやすく解説します。

薬剤師の安美です。

「抗生物質を飲んでもアルコールは飲める?何時間後ならいい?」
「今日、大切な飲み会があるから薬を飲まない方がいい?」

お酒好きの方や仕事の付き合いがある方にとって、薬を飲んでいる期間の飲酒のタイミングはとても気になる問題ですよね。

結論から申し上げますと、抗生物質を服用している期間は、基本的にお酒(アルコール)を飲むべきではありません。
どうしても飲酒したい場合でも、抗生剤の種類などによって何時間あけるべきかは違ってきます。

また、「お酒を飲みたいから」と自己判断でその日の薬を抜くのは、細菌が薬に対して強くなる「耐性菌」を生み出す原因になり最も危険です。絶対にやめましょう。

今回は、抗生物質のアルコールの飲み合わせ、お酒との併用について、お話します。

 

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抗生物質を飲んだらアルコールは何時間後からOK?

なぜダメ?薬とアルコールを一緒に飲んだ時に体で起きること

ビールやワインを飲んだ時、
アルコールは胃や小腸から吸収されて血液に入り、体全体にまわります。

そして、アルコールはほとんどが肝臓で代謝されます。
二酸化炭素に分解されたり、尿や汗として、体の外へ排泄されます。

 

もし、アルコールと薬を一緒に飲んでしまったとします。

肝臓は、アルコールの分解を優先的にします。
すると、肝臓での薬の代謝(分解)が後回しになってしまいます。

つまり、
薬が分解されずに体に存在する時間が長くなるってことなので、
薬の副作用が出やすい状態になってしまいます。

これが、薬とアルコールの併用はしてはいけないとされている理由だと私は考えます。

 

一般的な抗生物質(クラリス・フロモックス・クラビット)とアルコールの間隔

風邪や副鼻腔炎、歯科などでよく処方される一般的な抗生物質(クラリス、フロモックス、クラビットなど)の場合、薬を飲んでから、できれば24時間(1日)はアルコールとの間隔を空ける必要があります。

薬を服用すると、成分が体内で最も濃くなる「最高血中濃度到達時間」を迎え、その後、時間の経過とともに徐々に分解されて減っていきます。

添付文書などによると、クラリスやフロモックスといった抗生物質は服用から4〜6時間、クラビットは24時間ほど経過すれば体内の成分量はかなり減少します。

しかし、抗生物質は「1日3回」や「1日1回」など、1日を通して体内の薬の量を一定に保つように設計されて処方されます。
そして、耐性菌の問題から、3日分処方されたとしたら3日分全てをのみきることが大切です。

そのため、「朝に薬を飲んだから、4時間以上経った夜の飲み会はお酒を飲んでも大丈夫」というわけではありません。

 

抗生物質を飲んだ後にアルコールを摂取する場合、クラリス、フロモックス、クラビットなど一般的な薬であれば、最後の服用から少なくとも「24時間(丸1日)」以上の間隔を空けるのが基本的な基準です。

 

【要注意】飲み終わり後も「1週間」禁酒が必要な抗生物質(ボノピオン・フラジールなど)

抗生物質のなかには、薬をすべて飲み終わった後も「最大1週間」は絶対に禁酒しなければならないものもあります。

とくに注意が必要なのが、以下の種類のお薬です。

  • ピロリ菌除菌薬(二次除菌用)
    • ボノピオンパック(アモキシシリン、タケキャブ、フラジールの3剤組み合わせ製剤)
  • 原虫・細菌感染症治療薬
    • フラジール(成分名:メトロニダゾール)
      ※これ自体は抗生物質ではなく抗菌・抗原虫薬です
  • 点滴・注射用の抗生物質
    • セフメタゾール、セフォペラゾン、シオマリンなど


これらの薬に含まれる「フラジール(メトロニダゾール)」などの成分は、アルコールが体内で分解されるプロセスを強力に邪魔してしまう作用(ジスルフィラム様作用)を持っています。

もしこれらの薬を服用中、あるいは飲み終えてすぐにアルコールを摂取すると、体内にアセトアルデヒドという毒性物質が急激に蓄積します。
その結果、激しい吐き気、嘔吐、めまい、激しい動悸、顔面の紅潮など、命の危険を感じるほどの「ひどい二日酔い」のような症状が直後に現れてしまいます。

ボノピオンパックやフラジールは、ピロリ菌除菌以外にも、トリコモナス膣炎、感染性腸炎など様々な細菌・原虫感染症に使われます。

これらの薬を処方された場合は、薬を飲んでいる期間はもちろんのこと、全ての薬を飲み終わった後も「1週間」は、絶対に一滴もお酒を飲まないよう注意してください。

 

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お酒飲んだ時に抗生物質を飲んで大丈夫かという疑問には、なぜ抗生物質を飲んでいるかを考えよう!

幸いなことに、私の勤務する薬局では、一般的な抗生物質とお酒を併用して重篤な副作用が出て駆け込んでこられた読者や患者さまの事例はまだありません。

「少しなら大丈夫?」
「飲み終わってしまえばいい?」
といったご質問を本当に多くいただきます。

一番大切なのは、そもそも、体調が悪くて抗生物質を飲んでいるということです。

副鼻腔炎、膀胱炎、風邪をこじらせて細菌感染が起きた状態。
感染症で、免疫力も下がっている状態です。

アルコールは免疫力を下げるという報告もされています。
ただでさえ、体調不良の時にさらに追い打ちをかけるようなことは避けたいもの。

まずはご自身の体調の回復を最優先にするために、服用期間中とその直後はキッパリ禁酒して、しっかり体を休めましょうね。

薬剤師として、患者さまの安全と早い回復を心から願うからこそ、この期間の禁酒は徹底していただきたい大切なルールです。

お酒を飲んだ後に抗生物質を飲む場合は何時間空けるべき?

先にお酒を飲んでしまい、その後に抗生物質を服用する場合は、飲んだアルコールが体内から完全に分解されて消えるまで、少なくとも「4時間〜半日(約12時間)」以上の間隔を空ける必要があります。

アルコールが体内から抜ける時間の目安は、純アルコール量20g(ビール350ml缶やサワー1缶程度)につき、健康な成人で「約4〜5時間」が目安です。 

✅お酒1杯(ビール・サワー1缶など):約4〜5時間 
✅お酒2〜3杯(中瓶ビール2本など):約8〜10時間 
✅それ以上の深酒・飲み会:半日以上(12時間以上)  

例えば、夜20時までビールを1缶飲んでいた場合、アルコールが抜けるのは24時〜25時頃になります。そのため、抗生物質を飲むのはどんなに早くても夜中の1時以降にする必要があります。

さらに、現在は細菌感染によって体調が落ちている状態のため、アルコールの代謝にも影響している可能性もあります。

計算上の時間よりもさらに長めに安全な間隔を空け、少しでもお酒の気配(酔い、火照り、だるさなど)がなくなってから抗生物質を服用するようにしてください。

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抗生物質とアルコールに関するよくある質問

抗生物質とアルコールの飲み合わせについてよくある質問をまとめました。

Q. 抗生物質とお酒を一緒に飲んでしまったらどうすればいい?

すぐにお酒を飲むのをやめ、水分を多めに摂って横になり、体調に異変がないか様子を見てください。

万が一、一緒に飲んでしまった場合は、それ以上のアルコールの摂取を直ちに中止してください。
水や白湯を飲むことで、体内(血液中)のアルコール濃度を薄め、排泄を促すことができます。その後は無理をせず、安静に過ごしてください。

もし激しい吐き気、動悸、めまい、呼吸困難などの重い症状が現れた場合は、決して我慢せず、すぐに医療機関(夜間救急など)を受診するか、処方された薬局に相談してください。

Q. ノンアルコールビールなら抗生物質と一緒に飲んでも大丈夫?

アルコール分「0.00%」と表記されている完全なノンアルコール飲料であれば、抗生物質と一緒に飲んでも問題ありません。

「ノンアルコール」と名前がついていても、日本の法律上、成分表示に「微アルコール(アルコール分0.5%など)」と記載されているお酒に近い商品もあります。
微量でもアルコールが含まれていると、肝臓に負担がかかり薬の副作用を強める原因になります。

抗生物質を服用中に飲む場合は、必ずパッケージの表示を確認し、アルコール分が完全にゼロである「0.00%」の商品を選ぶようにしてください。

Q. 抗生物質を飲み忘れたら、次のタイミングでお酒を飲んでもいい?

薬を飲み忘れたからといって、そのタイミングでお酒を飲むのは絶対にやめてください。

抗生物質を飲み忘れてしまうと、体の中の薬の濃度が下がってしまい、治療の効果が落ちてしまいます。

そこにアルコールが入ると、体に負担になるだけでなく、薬が効かなくなる「耐性菌」を生み出すリスクが跳ね上がります。
飲み忘れに気づいた時点で、まずは本来のスケジュール通りに薬を正しく服用することを最優先し、飲酒はすべての治療が終わるまで我慢しましょう。

抗生物質服用中は「美味しいノンアル」で乗り切りませんか?

晩酌の雰囲気やお酒の席を楽しめるおすすめノンアルコール飲料

抗生物質を服用している期間、お酒を我慢するストレスを安全に解消するには、薬の邪魔を一切しない「ノンアルコール飲料」へ置き換えるのが一番おすすめの方法です。

「お酒がダメなのは分かったけれど、仕事終わりの晩酌が生きがいだから寂しい」
「今夜の飲み会、周りが飲んでいる中でウーロン茶だけだと雰囲気を楽しめない」

そんな風にがっかりしてしまうお酒好きの方も多いですよね。

でも、今のノンアルコール飲料は本当に進化しています!

ビールやサワー、ハイボールなど、本物のお酒と変わらない本格的な美味しさやキレ、のどごしを楽しめる商品がたくさん登場しているんですよ。
お酒好きの患者さまからも「これなら満足できる!」と大好評です。

抗生物質を飲んでいる数日間〜1週間程度であれば、「この期間だけは新しいノンアルを飲み比べる期間」として楽しんでみてはいかがでしょうか?


毎日飲むならネットでの「箱買い」がラクでお得!

治療期間中の数日分や今後の休肝日用も含めてノンアルコール飲料をまとめて用意するなら、ネット通販での「箱買い」を利用するのがラクで便利です。

ノンアルコール飲料の美味しさに気づくと、毎日の晩酌用に数本まとめてストックしておきたくなりますよね。
しかし、缶のケース(24本入りなど)は1箱で10キロ近くの重さになります。

病気で体力が落ちてだるい時に、重い缶のケースを店頭から自宅まで運ぶのは大きな負担になるため、ネット通販を使って玄関先まで届けてもらうのが最も賢い選択です。

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薬を飲んでいる期間を安全に、そしてストレスなくハッピーに乗り切るために、ぜひ上手に活用してみてくださいね。

抗生物質とアルコールの飲み合わせ

この記事では、抗生物質とお酒(アルコール)を空けるべき時間の間隔や、その理由について詳しく解説してきました。

一般的な抗生物質であれば「少なくとも24時間以上(すべての服用スケジュールが終わるまで)」の間隔を空けるのが基本です。また、ピロリ菌除菌薬のボノピオンやフラジールのように、「飲み終わった後も1週間は絶対禁酒」という、特に飲み合わせの危険な薬もあります。

私もお酒が大好きなので、飲みたい時に飲めないつらさは本当によく分かります。ですが、抗生物質が必要なときは、体が細菌と必死に戦っているサインです。

今回ご紹介したような「美味しいノンアルコール飲料」を上手に取り入れながら、お薬を飲んでいる期間は飲酒をしっかりお休みして、まずは体をゆっくり休めて早く元気に治してくださいね!

 

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この記事を書いた人

製薬企業研究所勤務を経て、現在は調剤薬局で勤務する現役薬剤師。
昭和生まれの二児の母。
薬の飲み合わせやサプリメントの相談、更年期世代の不調に向き合っている。
自身の更年期の体験から心と体をラクに整えるための情報を発信中。

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