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国際線の飛行機に薬の持ち込みする時の注意点、海外旅行を楽しむために!

薬の飲み方・使い方
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こんにちは!
現役ママ薬剤師の安美です。

「今度、台湾に旅行に行くんだけど・・・
鎮痛薬は持ち込みに気をつけないといけないと聞いたんだけど本当?」
勤務先の薬局で、患者さんから質問がありました。

確かに、海外旅行に薬を持っていく時、
そのまま飛行機に持ち込んでもいいのか、心配になりますよね。

薬の種類によっては、事前の申告や準備が必要なこともあるんです。

今回は、国際線の飛行機に薬を持ち込む時の注意点について、お話します。

 

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飛行機に薬を持ち込むことは可能?

薬の持ち込みは、国内線の飛行機は問題ないが、国際線は準備が必要

 

日本国内の旅行の場合、
飛行機への薬の持ち込みは特に問題ありません。

でも、国際線の場合は話が別。

薬を飲んでいることを証明できるもの
=処方せんのうつし、医師の証明書(頼んだら書いてもらえます)があると楽です。

保安検査の時に検査員に見せればOKです。

 

JALのHPを調べたところ、
薬品には、製造元、調剤元の名前が明記されたラベルが添付されていることが必要です。」とありました。

製造元は、薬のシートに印字されています。
薬袋には調剤した薬局名が書いてあります。

なので、薬袋に薬をシートごと入れて持参するといいですね。

 

以前に、お薬の説明書を英語にしてくれと言われて、四苦八苦しながら英訳したことがあります^^;

 

そうそう、こんな便利なサイトもあるんですよ!

くすりのしおり

このサイトでは、日本語版と英語版の薬の説明書を検索できます。
印刷して持っていくと安心ですね^^

 

麻薬成分の鎮痛薬は、海外旅行時の薬の持ち込みに注意が必要

 

患者さんからの質問で気になったのが、
鎮痛薬は国際線への持ち込みに注意が必要」ということ。

 

なんで、鎮痛薬?
むしろ、不眠の薬とかじゃない?と思ったのですが・・・

 

調べてみて納得!

鎮痛薬の中でも、
ロキソニンやボルタレン、カロナールといったよく見る解熱鎮痛薬ではなく、
注意が必要なのは、麻薬成分が含まれた鎮痛薬でした。

オキシコドン、フェンタニル、モルヒネなど、
日本では、ガンの痛みに対して使われている麻薬性鎮痛薬のことです。

 

医師に麻薬性鎮痛薬が処方されている人が、海外旅行に持っていきたい場合は、書類を書いて事前に許可をもらわないといけません。
(事前に地方厚生局長の麻薬携帯輸出(輸入)許可が必要です。)

*詳しくは、厚生労働省のHPの医療用麻薬服用中の患者の海外渡航の際の手続きにて

 

薬剤師:安美
薬剤師:安美

許可には時間がかかることもあるので、早めに申請するのがオススメです!

 

あと、麻薬ではないですが、抗精神薬も注意が必要です。

アモバン(ゾピクロン)、デパス(エチゾラム)、マイスリー(ゾルピデム)、レンドルミン(ブロチゾラム)、メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)といった不眠や精神安定に使う薬です。

数日間の旅行なら問題ないのですが、
長期旅行の場合(一定量を超える場合)には、
薬を飲んでいることを証明できるもの
=処方せんのうつしや医師の証明書
これが必ず、出入国の時に必要になります。

上限を超えなくてもあった方が保安検査や入国審査がスムーズなので安心だと思います。

 

薬剤師:安美
薬剤師:安美

国によって持ち込みが禁止されている場合もあるので、念のため、在日外国公館で確認するようにしましょう。

 

質問があった患者さんの場合、
台湾に持っていきたかった鎮痛薬はボルタレン。

特に、国際線の機内持ち込みに問題はありませんが、医師の証明書を念のためにもらうとのことでした。

 

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オーストラリアへの薬の持ち込みは、条件が厳しいので注意が必要

海外旅行に行く患者さんから聞いたのが、
特に、オーストラリアが薬の持ち込みに厳しいということ。

調べてみたら、本当に厳しいんですね。

でも、旅行者向けの例外措置があって、
本人や家族の使用のための医薬品はたいてい、手荷物持ち込みが認められています。

そのかわり、以下の準備が必要です。
(オーストラリア大使館のHPより)

・薬の名前と処方量を書いた英文の処方箋、もしくは診断書。

・薬はラベルを剥がさずに持ち込む。

・持ち込み可能な量は、最大3か月。

そして、オーストラリアに到着時には、薬の持ち込みについての申告が必要です。

 

オーストラリアへむかう飛行機の中で、オーストラリアへの入国カードが配られます。
そこに記入したら大丈夫です。

 

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国際線の飛行機に薬の持ち込みする時の注意点、海外旅行を楽しむために!-さいごに

 

というわけで、国際線の飛行機に薬を持ち込む時の注意点について、お話してきました。

薬の種類によっては、事前の申告や準備が必要なこともあります。

特に、オーストラリアなど薬の持ち込みに厳しい国に行く時は、注意が必要です。

せっかく行く海外旅行、
楽しむためにも、しっかり準備していきましょう!

 

この記事を書いた人

調剤薬局に勤めるママ薬剤師。
昭和生まれの二児の母。
薬局やドラックストアで売っている市販薬を中心に、知って得する薬の知識や気になる薬の飲み合わせなどのお役立ち情報をブログに書いています。

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