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犬を守る虫除けスプレー:マダニやノミ対策のポイントとおすすめ商品

ハーブ
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大切な愛犬の健康を脅かすマダニやノミ。
見た目以上に犬にとって有害で、時には深刻な病気の原因ともなってしまいます。

この記事では、犬用の虫除けスプレーについて、天然成分と化学成分の違い、犬が舐めてしまった場合の安全性を解説して、おすすめ商品を紹介します。

 

薬剤師:安美
薬剤師:安美

首輪タイプの虫除け製品もご紹介します。

かわいい家族である愛犬の健康管理に役立つ情報が満載です!

 

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犬にとってのマダニやノミのリスク

犬にとって、マダニやノミは「単なる不快な害虫」というだけではありません。

マダニやノミに吸血されることで、皮膚に炎症が起きてひどいかゆみが起きます。
とくにマダニは、ライム病やSFTS(重症熱性血小板減少症候群)などの感染症を媒介する可能性があり危険です。

マダニやノミの生態については以下の引用を参考にしてくださいね。

マダニは山林や草むら、ヤブなどに生息しており、生息場所に近づいた動物や人に寄生し吸血します。
マダニの体長は、種類にもよりますが、成ダニでは吸血前で3~8ミリメートル、吸血後は10~20ミリメートル程度です。
吸血期間は長時間(数日から、長いものは10日間以上)で満腹になると自分から離れますが、それまではなかなか離れません。
吸血されてもほとんど気がつきませんが、異物感のある場合もあります。
マダニは、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間吸血します。
無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残ってしまい、炎症を起こすことがあります。
東京都保険医療局HPより引用

 

人の血を吸って被害を与えるものとしては、ヒトノミ、イヌノミ、ネコノミがよく知られています。
ネコノミは、本来ネコに寄生する種類ですが、人や犬など他の動物の血も吸います。

ノミは体のどの部分でも吸血しますが、特にネコやイヌを抱いたりする腕(手からひじ)、床にいるノミが飛びつくことのできるひざから足首付近が集中して刺されます。
吸血されると大変かゆく、かなり大きく赤くなります。特に小さな子供さんでは刺された部分が水泡になることもあります。
かゆさがしつこく残り、数日間続き、かゆさがぶり返してくるのもノミによる被害の特徴です。
千葉市HPより引用

愛犬だけでなく、一緒に暮らす家族にも健康被害がでるおそれがあるため、しっかりと対策していきましょう。

 

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犬用虫除けスプレーとは?

夏の蚊対策に使われる(人間用の)虫除けスプレーのように、マダニやノミに対する犬用の虫除けスプレーもあります。

虫除けスプレーに使われる天然成分と化学成分の比較

犬用の虫除けスプレーとして販売されているものには、天然成分でできたものと化学成分でできたものがあります。

「どの虫除けスプレーを選ぼう」と迷った時の判断のポイントとなると思うので、詳しくお話ししていきたいと思います。

 

虫除けスプレーの天然成分

天然成分の虫除けスプレーは、精油(エッセンシャルオイル)やハーブエキスなど、自然界に存在するハーブ(芳香植物)の成分を利用しています。

シトロネラやレモングラス、ゼラニウムといった精油は、虫が嫌がる(忌避効果)香り成分が含まれており、虫がつきにくくなる虫除けとして、人間にも犬にも使われています。

また、ニーム(インドセンダン)からとれるニームオイルにも忌避効果があるとして、使われています。

薬剤師:安美
薬剤師:安美

ニームの木には虫が寄りつかないと言い伝えられているそうです。

ニームオイルや搾りかすは土壌改良剤、害虫予防剤としても使われており、ガーデニングをする方はご存じかもしれませんね!

■天然成分の虫除けスプレーのメリット

  • 犬や人間に対して比較的安全な成分でできている
  • 環境にもやさしい
  • 肌や被毛へ潤いをあたえるはたらきも期待できる(ニームオイル)

■天然成分の虫除けスプレーのデメリット

  • 効果の持続時間が短いケースが多い
  • 予防対策であり、今いるマダニやノミに対する効果はあまり期待できない
  • 昆虫類のペットを飼っている場合は不適(ニームオイル)

 

虫除けスプレーの化学成分

犬用の虫除けスプレーに含まれる成分は、以下のものがあります。

  • 殺虫成分:アレスリン(ピレスロイド系)、ピペロニルブトキサイド(ピレスロイドの殺虫力を増強)
  • 忌避成分:ディート

人間用の虫除けスプレーや蚊取り線香などに使われている成分もあります。

 

■化学成分の虫除けスプレーのメリット

  • 忌避成分の効果は持続性で長持ちする
  • ノミやマダニの駆除効果も期待できる

■化学成分の虫除けスプレーのデメリット

  • 敏感な犬や人に対してアレルギー反応を引き起こすリスクがある
  • 環境への負荷

 

虫除けスプレーを犬が舐めても大丈夫?

「犬が虫除けスプレーを舐めてしまうかもしれない」
そんな心配もありますよね。

天然成分から作られた虫除けスプレーは、一般的には犬が舐めても安全とされています。

とくに、ニームオイルは「人の健康を損なうおそれがないことが明らかであるもの」として厚生労働表が定める物質のひとつ(厚生労働省告示第四百九十八号より)で安全性が高いとされています。
メーカーサイトでも「犬が舐めても大丈夫」と明記されています。

 

化学成分からなる虫除けスプレーについては、いろいろと見解があります。

というのが、犬だけではなく、人間に対してもディートの有害性などが指摘されているからです。

 

犬や猫の虫対策製品を販売しているアースペット株式会社は以下のような見解を出しています。

Q. 犬や猫が被毛をなめたのですが?
A.
なめとってしまうと効果がなくなりますので、処理後乾くまでの10分間程度はなめないように遊んであげて、愛犬、愛猫の気をそらすなど注意してください。
有効成分および原材料の毒性は低く、1回あたりの噴射量から考えても、なめた程度では問題ありませんが、異物と感じてよだれを出したりすることがあります。また、大量に飲んでしまったり、異常が見られた場合は、獣医師の診断を受けてください。
アースペット株式会社HPより引用

心配な場合は、使用前に獣医師に相談するようにしましょう。

薬剤師:安美
薬剤師:安美

とくに初めて使う時は、犬の体調変化に注意して、異常が見られたらすぐに獣医師に相談してください。

 

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おすすめの犬用虫除けスプレー

私は、自分や家族には安心できるものを使いたいと考えるので、犬に対しても天然成分でできた虫除けスプレーを使いたい派です。

まずは、おすすめの天然成分からできた犬用の虫除けスプレーをご紹介します。

天然成分からなる虫除けスプレーおすすめ3選

おすすめ1. LENEEM (レニーム) ペット用 虫よけ&毛艶スプレー

私的に一番おすすめするのが、ニームオイルを使った天然成分100%の虫除けスプレーです。

ニームオイルには、害虫の忌避作用に加えて、皮膚や被毛の健康に役立つ不飽和脂肪酸やミネラルがが豊富なので、皮膚や被毛に潤いをあたえるとされています。
ノミやダニ、蚊といった害虫対策だけでなく、皮膚・被毛の健康維持もできるスプレーです。

もちろん舐めても安心の天然成分100%。
虫よけのシーズン以外も、ケア用品として一年中使えます。

薬剤師:安美
薬剤師:安美

お試しサイズの50mLがうれしいですね!

 

おすすめ2. A.P.D.C. ニーム&シトロネラスプレー

ニームエキスに加えて、シトロネラ、ユーカリ、ティーツリーなどの精油を配合した犬用ボディスプレーです。

メーカー説明によると、
・日焼けを防ぐサンスクリーン成分を配合
・マダニ・蚊95%以上ブロック!
とあります。
(どこから出た数字かわからないですが)

 

おすすめ3. 無添加工房OKADA 天然ハーブペット(犬・猫)に安全な虫よけスプレー

天然ハーブ100%(水以外)でできた虫除けスプレー。
シトロネラ、ペパーミント、レモングラス、ゼラニウムといった精油からなります。

 

化学成分からなる虫除けスプレー

化学成分配合の虫除けスプレーもご紹介します。

アース・ペット 殺虫・虫よけボディースプレー 犬猫用

殺虫成分としてアレスリン(ピレスロイド系)、ピペロニルブトキサイド、忌避成分としてディートを含みます。
虫除け+駆除も期待できます。

ペットの嫌がる噴射音を抑えたタイプ。

 

サラテクト フローラルの香り 犬猫用

‎有効成分は、忌避作用のあるディートのみ。
こちらは虫除けスプレーです。

 

首輪タイプや塗る(直接滴下タイプ)の虫除けもある

スプレータイプではなく、首輪や塗るタイプの虫除けも販売されているのでご紹介しますね。

首輪タイプの虫除け

天然成分でできた首輪タイプの虫除けもありますが、レビューなどをみると効果がいまひとつのようです。

首輪タイプを選ぶのであれば、化学成分の方がよさそうです。

アース・ペット 薬用 ノミ・マダニとり&蚊よけ首輪

成分は、‎フェノトリンとピリプロキシフェン。
約1週間で効果があらわれはじめ、約6ヶ月間持続するとされています。

小型犬用もあります。

 

塗る(直接滴下)タイプの虫除け

直接滴下するタイプの虫除け。
皮脂とともに成分が体表に広がり、ノミやマダニを駆除するバリア効果が約1ヶ月持続します。
(1本で約1ヶ月)

成分は、フェノトリン、アレスリン(ピレスロイド系)、ピリプロキシフェンとその他成分としてピペロニルブトキサイドを含みます。

1ヵ月に1回塗る(滴下)するだけでよいのは、手軽ですね。

 

犬のマダニやノミの予防と対策

日常のケアでできる予防策

マダニやノミから愛犬を守るためには、日常のケアが非常に重要です。

1:定期的なブラッシングやシャンプー

ブラッシングは、犬の被毛に潜む害虫を取り除くだけでなく、皮膚の健康を維持するのにも役立ちます。

虫除け成分を含むペット用シャンプーを使用すると、マダニやノミの予防に効果的です。

2:犬の散歩や寝床に注意

犬を散歩に連れて行く際には、草むらや森林など、害虫が生息しやすい場所をできるだけ避けましょう。

散歩から帰った後には、犬の体をよくチェックし、マダニやノミが付着していないか確認することも大切です。

犬の寝床や遊ぶ場所を清潔に保つことも、害虫予防には欠かせません。
定期的に寝床を洗濯し、家の中を掃除することで、害虫の繁殖を防ぐことができます。

 

動物病院で予防薬(駆除薬)を処方してもらう

動物病院では、マダニやノミの予防薬や駆除薬を処方もらえます。

マダニやノミの寄生を効果的に防ぎ、すでに寄生している場合にはすぐに駆除することができます

予防薬は、経口摂取タイプ、スポットオンタイプ、注射タイプなど、様々です。
経口摂取タイプは飲み薬として犬に与えるもので、一定期間マダニやノミを防ぐ効果があります。
スポットオンタイプは、犬の皮膚に直接液体を垂らして使用し、数週間にわたって害虫を寄せ付けない効果が期待できます。
注射タイプは、獣医師による施術が必要ですが、長期間にわたって予防効果が持続します。

また、マダニの寄生が確認された場合は、つぶさず慎重に除去できるように、動物病院で取ってもらうようにしましょう。

 

さいごに:マダニやノミ対策、犬用の虫除けスプレーのおすすめ商品

この記事では、愛犬をマダニやノミといった害虫から守るための虫除けスプレーの選び方を中心に、予防対策について解説しました。

マダニやノミは、犬の健康を害するリスクがあるので、予防や対策することが大切です。

まず、虫除けスプレーに含まれる成分には、天然成分と化学成分の二種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあることを説明しました。
天然成分は安全性が高い一方で、効果の持続時間が短いことがあります。
化学成分は効果が長持ちする可能性がありますが、アレルギーや敏感な犬には不向きな場合もあります。
また、首輪や塗る(直接滴下)タイプの虫除けもご紹介しました。

この記事が、愛犬をマダニやノミから守るためにお役にたてばうれしく思います。